WEB問診を活用したオペレーション改善

2022年05月11日 (水)

科目:
内科
コラムテーマ:
IT活用 診療効率化

平素より、大変お世話になっております。
株式会社船井総合研究所の瀬尾でございます。
いつも「めでぃまが」をお読みいただき誠にありがとうございます。

今回は『WEB問診を活用したオペレーション改善』と題して、皆様にいくつかノウハウをお伝えできればと存じます。

早速ですが、皆様のクリニックではWEB問診を使用されておりますでしょうか?
最近はWEB問診を導入されているクリニックが増えてきており、予約システムの活用と合わせてクリニックのデジタル化を推進しているところも大分多くなってきている印象です。

そもそもWEB問診を活用するメリットとしては、
・診察室内での問診の時間を短縮する
・患者様の伝え忘れを減らすことができる
・主訴や症状を深掘りできる
などがあります。

院内メリットのみならず、ほとんどの方がスマートフォンを所持する現代においては、問診をスマートフォンなどでサクサクと実施できる点は患者様からの反響も良いです。
とはいえ、「問診を答えてもらうだけ」で終わっていないでしょうか?
実はWEB問診は他にもオペレーション改善に役立つ様々な機能や活用方法があり、適切に使いこなすことができればオペレーションを格段に効率UPすることができます。
WEB問診の会社によっても機能は異なりますので、お伝えする内容が自院のWEB問診で対応可能かをご確認下さい。

それでは『WEB問診を活用したオペレーション改善』事例をお伝えさせていただきます!

一つ目は「資料の紐づけ」機能です。
WEB問診では、問診回答に応じて特定の資料を紐づけることができます。例えば、検査を受ける可能性のある主訴・症状を回答した方に対して予め検査説明資料を見せることができます。患者様が診察室に入る前に事前に必要な情報を取得することができるので、診療効率化に繋がります。

二つ目は「画像アップロード」機能です。
WEB問診のなかには、画像アップロード機能の付いているものもあります。画像アップロード機能を使用することで、例えば保険証を写真で取って問診を回答しクリニックに来院しなくても事前にクリニック側に患者様の保険証情報を取得することができます。当機能を活用することで、新患登録を前日までに済ませることができたり、発熱対応時の保険証の手渡しをなくすことができた事例もございます。

三つ目は「サイン」機能です。
WEB問診は選択式の回答だけでなく、手書きのサインを選ぶこともでき、この機能を活用することで検査時の同意書取得をWEB問診上で巻き取ることが可能になります。当機能を浸透させることで、院内の紙とスキャン業務を減らしていくことができるようになります。

これらの機能を活用することでクリニック業務の効率化をさらに高めていくことができます。
そのほかにも様々な機能がありますので、WEB問診を導入されているクリニック様は、ぜひ自院のオペレーションに会った施策を模索していただけたらと存じます。

今回はWEB問診を活用したオペレーション改善と題して、3つの事例をお伝えさせていただきました。
しかしながら、WEB問診をどこまで巻き取らせるかのご判断はクリニック様に一任をしております…
ぜひ皆様のクリニックでも実践可能な施策を取り組んでいただき、業務効率化を図っていただければと存じます。

本日の内容が皆様のクリニック経営の一助となりましたら幸いでございます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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