突然ですが、皆様のクリニックでの定期受診率はどれくらいかご存知ですか?
内視鏡検査数向上のためには、新規の患者様を獲得することももちろん大切ですが、それだけでなく、既存の患者様に定期的な検査を受けて頂くこともとても有効です。
しかし、「内視鏡検査を一度受けてしまえば、今後もう受けなくてもいい」と考えている患者様は多く、定期受診につながりにくいという現状があります。
事実、オリンパス株式会社が2019年に行った調査では、内視鏡検査を受けたことがある方の内、「10年以上前に受けた後、受けていない」と答えた方が全体の20%を占めていました。
毎日のように内視鏡検査と向き合っている内視鏡医と違い、患者様にとっては一大イベントなため、一度検査を受けると終わりといった印象を持っている方が多いのです。
ですが、内視鏡検査の定期受診率向上は、胃がん大腸がんで亡くなられる方を少しでも減らすためにも必要な要素です。
そのためにもより多くの患者様に定期的な内視鏡検査受診を促すことが重要です。
検査の定期受診率向上のノウハウはいくつかありますが、今回はその中から一つご紹介いたします。
それは定期受診ハガキの活用です。
この定期受診ハガキは、以下の3つのポイントがあります。
①定期受診の重要性記載する
検査説明時と定期受診ハガキ
で複数回定期受診の必要性について訴えかけます。
そのことで内視鏡検査は定期的に受けなくてはいけないものなのだという意識を患者様に抱かせます。
②患者様ご本人に住所や郵便番号、お名前を記載していただく
患者様ご本人に宛先を記載していただくことで、患者様の記憶に残りやすくなり、定期受診率が高まります。
③お問い合わせ先を記載する
患者様がハガキを見てすぐに予約に誘導できるよう、お問い合わせを記載します。
ネット予約を行っているクリニックはそのことを記載することで、スムーズな予約取得につながります。
この3つのポイントを踏まえてハガキを活用することで定期受診率が飛躍的に向上します。
実際、この定期受診施策を実施した医院様の中には定期受診率が70%を超えている医院様もございます。
一度、貴院の定期受診率を見直してみてはいかがでしょうか?
簡単ではありますが、定期受診率向上の秘訣をお伝えさせていただきました。
皆さまのクリニック経営の参考になりましたら幸いでございます。
なお実際の運用方法や事例については、下記にお問い合わせいただき、ご紹介させていただけたらと存じます。
最後までお目通し頂きありがとうございます。
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この記事を書いたコンサルタント
川上 ゆう
中央大学商学部卒業し、新卒で船井総研に入社。
入社後は、医療業界の大手クリニック、大手自動車産業のコンサルティングに従事してきた。
即時業績アップを目指したマーケティング施策や組織活性化、大学時代に培った財務コンサルティングは社内外からも定評がある。
webマーケティングでは、クリニックの特徴を踏まえ、最大限の効果を得られるような集患対策を行い、業績改善につなげている。
今後も1件でも多くのクリニックに寄り添い、業績向上に貢献していきたく思っている。