閑散期に向けたオペレーション改善

平素よりお世話になっております。

株式会社船井総合研究所の瀬尾でございます。
いつも「めでぃまが」をお読みいただき誠にありがとうございます。

本日は「閑散期に向けたオペレーション改善」というテーマでお話をさせていただきます。

内視鏡クリニックの繫忙期と閑散期

2022年もあと僅かとなりましたが、今年はどのような1年でしたでしょうか?
医院様ごとに良かった点もあれば、課題が残った点等、様々かと思います。
2023年をさらに飛躍的な年にしていただくために、本日は皆様に閑散期に実施してほしいオペレーション改善策をご紹介させていただければと存じます。
お役に立てれば幸いです。

早速本題ですが、内視鏡クリニックには1年を通じて「繫忙期」と「閑散期」が存在します。
一般的に1月~3月が「超閑散期」、4月~6月が「閑散期」、7月~9月が「繁忙期」、10月~12月が「超繁忙期」であるとされています。要は検診シーズンのピーク時期かどうかという点です。

「閑散期」に向けて

クリニックにおいて、オペレーションや院内体制に関わる部分を大きく変えようとする場合、絶対的に繫忙期は避け、比較的院内に余裕のある閑散期に着手していただくことが大事になってきます。
そこで閑散期に向けて実践していただきたいオペレーションを次でご紹介いたします。
ぜひ最後までお読みください。

それでは、閑散期に実施したいオペレーション改善提案をいくつかお伝えさせていただきます。

①院内効率化システムの導入・準備
多くのクリニック様で導入してきている「WEB問診」や「WEB予約システム」など、診療体制を根幹から動かすようなものについては、是非このタイミングでの導入をお勧めいたします。特にWEB問診は、導入してから問診内容の構築までに少し時間がかかりますので、比較的時間に余裕がある時期に準備できると非常に良いかと存じます。

②資格に応じた業務体制
業務効率を図るうえで、重要な考え方の一つに「資格に応じた業務体制」を構築するというものがあります。一般的な内視鏡クリニックの人員構成に沿って考えてみると、医師、看護師、事務スタッフと全職種均等に業務を割り振るのではなく、医師の業務を少なくしたピラミッド型の業務体制を構築できるのが理想的です。医師1名体制で医院運営をしている場合、医師には「医師にしかできない業務」を、看護師には「看護師にしかできない業務」に注力してもらうことで、効率的な診療体制の構築に繋がります。
資格に応じた業務体制を構築していくためには、まずは各職種の業務を洗い出し、医師→看護師→事務スタッフと業務委譲できる内容は落とし込んでいくという作業をしていただけると非常に良いです。さらにいうと、省人化できる業務はITやシステムに頼ることも重要です。

③採用戦略見直し・育成体制整備
クリニックの採用戦略についても閑散期に実施できると良いかと存じます。採用戦略とは具体的に言うと、
・自院の求める人物像
・採用媒体の追加・検討
・採用フロー
・面接内容
などです。

なかなか良い人材に巡り合えないという医院様こそ、着手していただきたい内容です。
ざっくりとした採用活動から、今一度自院の採用戦略をブラッシュアップできると良いかと存じます。
また、採用したスタッフを早期に戦力化させるためにも、マニュアル作成やスキルシートなどを院内で準備するなど育成体制についても整備しておくと良い状態で繫忙期を迎えることが可能になります。

本日の内容が皆様のクリニック経営の一助となりましたら幸いでございます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

この記事を書いたコンサルタント

内視鏡チーム

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