ホームページ集患でよくある5つの間違い

2022年11月09日 (水)

科目:
内科
コラムテーマ:
経営計画/経営管理 クリニック・医院開業 集患・ホームページ活用

いつもめでぃまがをお読みいただきましてありがとうございます。また新型コロナウイルス感染症に罹患された皆さま、および関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

ホームページは内科クリニック集患の要

内科クリニックでの集患対策において、ホームページの活用は絶対に欠かせません。もちろん地域のクチコミや医療機関、友人・知人からの紹介といった受診ルートも重要ですが、私たちがお手伝いをしているクライアント様では新患の8割~9割がホームページを見て受診を決められた、と回答されることも珍しくありません。

それほど集患対策に重要なホームページですが、今ではホームページを作っていないクリニックの方が珍しいご時世ですので「ただ作っただけ」では、集患にはあまり役立たないことも事実です。

そこで本日のメルマガでは、そのような「集患に役立たない」間違ったホームページの特徴を5つ、挙げてみたいと思います。
自院のホームページがこのような状態に陥っていないか、ぜひ確認をしてみてください。

ホームページでよくある間違い 5選

①情報提供型のホームページになっている
貴院のホームページは、「クリニックの基本情報だけを掲載している」、または、「病気の知識だけを掲載している」といった、情報提供型のホームページになっていませんか?

当然、これらは必要な情報ですが、これだけでは受診先を自院に決定づけるためには不十分です。
ホームページには、自院が発信したい情報だけでなく、「患者さんが知りたい情報」も掲載し、かつ受診を後押しするための工夫も必要です。

②スマートフォンに最適化されていない
昨今のホームページはほとんどが「レスポンシブ対応」と呼ばれ、パソコンで閲覧した時、タブレットで閲覧した時、スマートフォンで閲覧した時など、ホームページを見るデバイスによって大きさが最適化される仕組みが導入されています。
しかしそれはあくまでも”見え方”だけの話であり、スマートフォンで閲覧した時に読みやすい・見やすいホームページか?というのは別問題です。
現在はホームページ閲覧者の8割~9割がスマートフォンで閲覧しています。しかしホームページの作成時には、PCで見た画面を基準に作成を進めていくことが大半です。本当に自院のホームページがスマートフォンでも閲覧しやすいか?は、改めて確認することが重要です。

③ホームページを作成してから更新していない
医療情報が中心となる医療機関のホームページでは、一度主要となるページを最初に作ってしまうと、その後新たにページを追加する必要性が薄くなります。また開業時には気合を入れて作ったホームページも、開業後、目の前の診療や医院経営の忙しさに追われ、更新をしていない先生も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしGoogleがホームページを評価する基準の一つに、「更新頻度」があります。つまり、更新されていない=古い情報のホームページは、Googleで検索された際に優先して表示されない、というルールがあるのです。患者さんに対して正しい情報を発信することに加え、”Google(検索エンジン)に対して”も、ホームページの情報が正しい・新しいものであるということを伝えるようにしましょう。

④アクセス数だけが極端に多い
一般的にクリニックのホームページへのアクセス数が多い場合、自院の認知度は高まり集患力は高まります。しかし、アクセスの増加が必ずしも集患に結び付いている、とは限りません。
中には貴院の診療圏外からのアクセスが多かったり、そもそも受診につながるようなキーワード以外の検索が中心だったりすることも珍しくありません。例えば弊社のクライアント様でも「疾患名×果物の名前」での検索流入数が多く、受診先を探すというよりは「これ食べてもいいの?」という知識を得るための検索によるアクセスが大半であった、というケースがありました。
アクセス数が多いに越したことはありませんが、”何のページ”が、”何の目的(キーワード)”で流入しているのか、の解析、そしてアクセスの先の、行動目標(コンバージョン)を達成しているか、の分析も、合わせて行うことが大切です。

⑤ホームページの中で導線設計がない
これは①、④の内容にも一部重複しますが、医療機関のホームページは正しい医療情報を届けるだけでなく、受診先を探している患者さんに”自院を選んでもらう”という役割を持っています。
患者さんは、色々なことに迷いながら貴院のホームページを見ています。「次にどのページに移動したらいいのか?」、「受診するには何をすれば良いのか?(電話?WEB予約?直接来院?)」など、次に起こすべきアクションについて明示をしてあげることは、自院を選んでもらう上では思っている以上にインパクトの大きいポイントです。

今こそ、”集患のため”にホームページの見直しをしましょう

いかがでしたでしょうか?
文中でも述べましたが、日々の忙しさの中で自院のホームページを見直したり、適切な更新を継続して行えている先生は決して多くはいらっしゃらないと思います。
しかし、だからこそ「やった方が良いこと」を愚直に実行することで、競合クリニックとの間に大きな差が生まれます。

もし本メルマガの「5つのよくある間違い」に一つでもお心当たりがありましたら、今日からホームページを見直してみていただければと思います。
もちろん弊社でもご相談に乗らせていただくことは可能ですので、お気軽に”無料経営相談”をご活用ください。

この記事を書いたコンサルタント

川本 浩史

プロフィール詳細

大手製薬・医療機器メーカーのMRを経て船井総合研究所に入社。
船井総合研究所に入社後は心療内科・内科診療所を中心にコンサルティング業務にあたっている。
前職では大学病院での消化器手術から療養病棟の輸液・栄養管理に至るまでそれぞれの臨床現場に入り込み、医療従事者と共に『より良い医療の提供』を実現するために邁進してきた。
臨床に近い現場で医師と対話を重ねてきた前職の経験を活かし、机上の空論とならず臨床現場に即したエビデンスのある実行策を提案している。

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