クリニック経営において必要な「価値観形成」について

平素よりお世話になっております。

株式会社船井総合研究所の瀬尾でございます。
いつも「めでぃまが」をお読みいただき誠にありがとうございます。

本日は、クリニック経営における「価値観形成」について、お伝えさせていただきたく存じます。
本メルマガをお読みの先生方の中には、マーケティングや効率化施策を行う必要性は分かるものの、経営において、「なぜ『価値観形成』が必要なのか」と疑問に思われている方もいらっしゃるのではないかと存じます。
そこでまず、なぜクリニック経営において「価値観形成」が必要なのかをご説明させていただいた後に、価値観形成の具体的な解説に入っていければと存じます。

ぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。

クリニック経営において「価値観形成」が必要な理由とは?

世の中はVUCA時代(先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代)と言われており、変化のスピードが非常に激しいです。そのような不確定・不安定な時代だからこそ、どのような環境下においても自分達で考え実行できる体制・仕組みを作っていくことが重要になってきます。

そこで後述の「MVV」といった医院での共通の価値観を形成していく必要が出てきます。
価値観を共有・形成できることで、スタッフ全員の行動・言動に一貫性が出て組織のまとまりが強くなり、自走する組織へと成長していきます。
さらに経営者の価値観や想いに共感する人が集まりやすくなるので、採用活動においても有利になります。

クリニック経営において「価値観形成」が必要な理由をご理解いただけたところで、早速その方法をご紹介させていただきます。

それでは価値観形成の方法をお伝えいたします。
今回は価値観形成の方法として、
①MVVの作成
②経営方針発表会の実施

上記2点を解説させていただきます。

価値観形成の方法①MVVの作成

クリニックにおける価値観を形成していくうえで、まず実施すべき点は「MVVの作成」です。
MVVとは、Mission、Vision、Valueのを指し、それぞれの意味は下記の通りです。

Mission・・・存在意義・使命
Vision・・・経営目標・現実目標
Value・・・価値観

MVVはクリニックの根幹となる概念です。
MVVを定めることによりあらゆる経営課題の解決や対応を取ることができたり、判断に迷った際の指針となります。
自院のMVVがないという医院様は、ぜひ作成していただくことをお勧めいたします。
なかにはMVVを開業時に作成したという先生方もいらっしゃるのではないかと思いますが、作成したままになっていませんでしょうか。
外部環境の変化はもちろん、日々診療にあたるうえでの心境の変化、さらには目標の変化もおありかと思います。ですので作成して終わりではなく、医院成長に合わせ、都度見直しを行いブラッシュアップしていただくことが重要です。

価値観形成の方法②経営方針発表会の実施

MVVを作成したら、ぜひその内容をスタッフに共有するようにしてください。
共有方法として最もスタンダードかつ有効な施策が「経営方針発表会」の実施です。
経営方針発表会はいわば、経営者がスタッフに今後の医院方針や目標等を伝える場です。
経営方針発表会のコンテンツは
・院長挨拶
・MVVの発表・共有
・これまでの振り返り
・今後の目標・取り組み
・まとめ
等がオーソドックスです。

その他スタッフ交流の時間や研修を行うなど独自の経営方針発表会を作り上げているクリニック様もございます。

実施のタイミングとしては半年から1年に1回実施していただく場合が多く、弊社としてはMVVの共有・形成を考慮して半年に1回の実施をお勧めしております。

“本日はクリニックの「価値観形成」についてお伝えいたしました。

本日の内容が皆様のクリニック経営の一助となりましたら幸いでございます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

この記事を書いたコンサルタント

内視鏡チーム

無料経営相談のお問い合わせ
contact us

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

お電話でのお問い合わせ

0120-958-270 (受付時間 平日9:00~18:00)0120-958-210 (受付時間 平日9:00~18:00)

病院・クリニック経営.comを見たとお伝えください。

デジタル化戦略レポート

×
医療・介護向けM&A

×