平素よりお世話になっております。
株式会社船井総合研究所の平山でございます。
いつも「めでぃまが」をお読みいただき誠にありがとうございます。

2024年6月に診療報酬改定がありました。
短期滞在等手術基本料も減算の対象となり、内視鏡クリニックの経営者としては
厚生労働省が定める診療報酬によって2年に1度大きく経営が左右されるという感覚を持った先生も多いのではないでしょうか。

また、皆様のなかには「胃がん・大腸がんの早期発見・早期治療」を目的に開業された先生が多いと思います。
この5年で内視鏡クリニックの開業件数も増えて、患者にとって良質な内視鏡検査の供給量も増えています。
そろそろ、次の段階を目指してもいいのではないでしょうか。
次の段階は「胃がん・大腸がんの予防」です。そのためには症状がない段階から内視鏡検査を実施する必要があります。
つまり、人間ドックによる内視鏡検査です。

本メルマガでは、自費診療の内視鏡検査について興味をお持ちの先生方に向けて「内視鏡検査×人間ドック」の成功事例をお話しさせていただきます!

内視鏡検査×人間ドックの需要はあるのか

内視鏡検査×人間ドックの需要はあるのか
気になる先生も多いのではないでしょうか。

弊社でも本領域の事例は発展途上であり、
どのエリアでも成功事例があるかというと、まだ未開拓な領域です。
しかし、普段から内視鏡業界の時流を学ぼうと本メルマガをご覧になっている方には
先行して最新事例をお伝えできればと思い、記載いたしました。

さて、内視鏡検査×人間ドックの成功事例ですが
神奈川県の内視鏡クリニック様の事例になります。

具体的には、人間ドックによる月間内視鏡検査数が
都心エリアの医院:500件程度
ベッドタウンエリアの医院:300件程度
実施しております。

月間自費売上にすると
都心エリアの医院:3,000万円程度
ベッドタウンエリアの医院:2,000万円程度
を生み出せております。

次の章では、保険診療と人間ドックの集患方法の違いについて説明します。

保険診療と人間ドックの根本的な集患方法の違い

原理原則として、商品やサービスが世にでるためには下記の流れを抑える必要があります。

▼認知⇒選定⇒来院(購入)

では、上記の流れで保険診療と人間ドックで比較すると下記のような違いがあります。

■保険の場合※人間ドックと比較をして
・保険診療では差別化を図るのが難しく選定で差がつきにくい
・認知に注力することが重要。つまり販促力が主軸になりやすい
・低単価・回転数重視のため来院のためにUIUXが必要

■人間ドックの場合※保険と比較をして
・選定、つまり『商品力』『接客力』『価格力』が重要になる
・認知は経路・客層が限られているため、広告販促が最重要ではない
・来院は高単価・成約率重視のため、工数をかけ丁寧な対応が必要

つまり、人間ドックの方が「認知」において競合環境が少ないこと
「選定」において工夫がしやすいことがあります。

歯科業界や皮膚科業界もかつては保険診療が中心でありましたが、今では自費診療を中心として歯科医院がほとんどです。
内視鏡業界も自費領域の展開が今後のクリニックの持続的成長性を担保する道になるかもしれません。

次回のメルマガでは「認知」「選定」のポイントについて情報共有できたらと思いますので
乞うご期待ください。

また、本メルマガのように内視鏡業界の最先端でご活躍されている
・一般社団法人 共栄会 仙台消化器・内視鏡内科クリニック(月間内視鏡検査2200件)
・医療法人 佐藤内科クリニック 大阪天満消化器・内視鏡内科クリニック(月間内視鏡検査1500件)
上記の2法人の理事長が対談するセミナーを8月4日に開催することになりました。
詳細はセミナーページをご確認ください。

月間内視鏡検査1000件越えの経営者対談~成功の10の秘訣~


<開催日時>
2024/08/04 (日) 10:00~12:30 船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)

<講座内容>
■ 第一講座:日本内視鏡業界の時流&競合環境完全解説
全国150医院の内視鏡クリニックを経営コンサルティングする船井総合研究所が『日本内視鏡業界の時流&競合環境』について完全解説します。
・講座抜粋①:日本内視鏡業界の今を知る
・講座抜粋②:月間内視鏡検査1,000件を超えている内視鏡医院の割合とは

■ 第二講座:月間内視鏡検査1,000件越えの経営者対談~成功の10の秘訣~
法人内の2医院合わせて月間内視鏡検査2,000件を達成している一般社団法人共栄会理事長山岡肇氏と開業2年で月間内視鏡検査1,300件越えの偉業を成し遂げた、医療法人佐藤内科クリニック理事長佐藤公昭氏に月間内視鏡検査1,000件越えの秘訣をお話しいただきます。
当日のご講演では、経営手腕に迫る厳選された10の質問にリアルタイム×対談形式でお答えいただきます。

〈講座内容〉
月間内視鏡検査数1,000件超のための「10の秘訣」とは
・成功に最も影響した内視鏡クリニックコンセプト
・月間1,000件に達成した今、次に描く戦略展開
・地域一番クリニックを実現する差別化戦略
・月間1,000件到達に必要な“web以外“の重要な集患戦略
・広告費用はいくら必要?3,000万を超える広報計画
・規模拡大に不可欠なドクター採用戦略
・大型法人の立役者!経営幹部の作り方
・大人数組織に浸透させる!経営理念の浸透方法
・検査室3部屋を回すために最も大切なポイント
・肥大化する人件費の比率コントロール方法

■ 第三講座:まとめ講座
まとめ講座では、本日のセミナーをお聞きいただき、明日以降でどう自院に落とし込みをしていくのかをお伝えします。
・講座抜粋①:”今すぐ”月間内視鏡検査1,000件の内視鏡クリニックを目指すために、経営者に押さえていただきたい考え方
・講座抜粋②:情報を持ち帰るだけではなく具体的に実践するための考え方と方法をご紹介
・講座抜粋③:全国のネットワークを駆使し、誰よりも早く確実に日本一の内視鏡クリニックを目指す方法

この記事を書いたコンサルタント

平山 侑之介

プロフィール詳細

船井総研に新卒で入社後、内科・内視鏡クリニックの専門コンサルタントとして従事してきた。開業半年で800件、開業3年で月間1500件の内視鏡クリニックのお手伝いを始め、人口3万人満たないエリアの内視鏡クリニックで月間内視鏡300件以上を達成させるなど、エリアや開業年数に問わず業績アップ支援を行ってきた。社内では入社後最速でマネジメント職に上申するなどの功績を残しており、社内外で活躍の幅を広げている。
コンサルタントとしての強みは、幅の広さである。内視鏡クリニックだけでなく糖尿病内科・循環器内科などの医院様もコンサルティングしているため、内科領域で幅広い提案が可能。さらに、マネジメント職の経験を活かしたマネジメント支援(採用や育成)でも実績を残している。

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