目次
平素より、大変お世話になっております。
株式会社船井総合研究所の瀬尾でございます。
いつも「めでぃまが」をお読みいただき誠にありがとうございます。
今回は『内視鏡クリニックが実践すべき!「閑散期対策」とは?』と題しまして、皆様に冬の閑散期対策をご紹介させていただければと存じます。
◆1月に入り、内視鏡検査数が減っている…
◆秋頃には好調だった内視鏡検査が伸び悩んでいる…
◆最近、新規患者が減ってきているように感じる…
など上記のようなお悩みをお持ちの先生方はいらっしゃいませんでしょうか?
もし当てはまる方がいらっしゃいましたら、今回のコラムは【必見】でございます!
突然ですが、内視鏡クリニックにおいては「繁忙期」と「閑散期」があるのをご存知でしょうか?
繁忙期とは、10月~12月を指しており胃がん検診患者様が来院されるピーク時期と重なります。つまり「検診のピーク時期=繁忙期」です。
一方で、検診ピークが過ぎる1月~6月は閑散期に当たります。この時期は検診経由での来院患者様が減少傾向になるため、内視鏡検査数が落ちると言われております。
まさに今、内視鏡クリニックでは「閑散期」に突入しており、皆様のクリニックにおいても内視鏡検査数が減少傾向になっていないでしょうか?
以下では閑散期対策をご紹介させていただきます。ご紹介する施策を通じて、閑散期を乗り越えていただけたらと存じます。
ぜひ最後までお目通しいただき参考にしていただけますと幸いです。
それでは具体的な閑散期対策をご紹介させていただきます。
大きく分けると
⑴消化器外来の強化
⑵院内での検査誘導
の2つです。
詳細は次の通りです。
⑴消化器外来の強化
冒頭で1月~6月にかけて「閑散期」とお伝えしましたが、これはあくまでも内視鏡検査に限ったものです。「消化器外来」については季節性がなく、消化器疾患や症状でお悩みの患者様は年間を通じて来院されます。ですので内視鏡検査が減少する分、消化器外来の強化を積極的に行っていただくことが重要です。
具体的な施策としては、
・内視鏡検査枠分を外来枠に替える
・リスティング広告等の投資額を増額する
などで強化を図っていくことができます。
また消化器外来のみならず、複数科目を展開されているクリニック様であれば、ぜひ伸びている科目に注力していただくという点もポイントです。
⑵院内での検査誘導
クリニックに来院された患者様に対して、院内で内視鏡検査を誘導する施策も非常に有効です。
例えば、クリニックに内視鏡検査パンフレットや啓蒙ポスターを設置することで、クリニックに来院された患者様に対して検査誘導を行うことができます。
さらに「がんチェックシート」による検査誘導も効果的です。「がんチェックシート」とは、胃がんや大腸がんの発症危険度を調べる自己診断シートのことです。これらを院内に掲示したり、待合室で配布することで、検査に繋げることが可能になります。
これらの施策は、一見効果が無さそうに感じるかもしれませんが、実際に啓蒙ポスターやパンフレットを見た患者様が診察室内で医師に内視鏡検査について話題にする事例も少なくありません。「ポスターを貼るだけ」「パンフレットを置くだけ」で検査に繋がる可能性が格段にアップいたします。
▼がんチェックシートは、下記のURLからダウンロードが可能です。ぜひチェックしてみてください!
https://byoin-clinic-keiei.funaisoken.co.jp/internalmedicine/booklets_download/report_internalmedicine/
また、一度内視鏡検査を受けた方に対する定期受診誘導も積極的に実施していただくことを推奨いたします。内視鏡検査のご案内ハガキを郵送したり、診察時にお声掛けをすることで、閑散期においてもコンスタントに内視鏡検査を実施することができます。
ぜひ皆様のクリニックでも実践していただければと存じます。
本日ご紹介した内容は、閑散期の真っ只中にある今、皆様のクリニックですぐに実践できる施策ばかりでございます。
ぜひ皆様のクリニックでも実践可能な施策を取り組んでいただき、閑散期を乗り越えていただけたらと存じます。
本日の内容が皆様のクリニック経営の一助となりましたら幸いでございます。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。