新型コロナウイルス対策(人事編)
2020年2月28日配信
平素より、大変お世話になっております。
株式会社船井総合研究所の宮川でございます。
今回のメルマガは
【新型コロナウイルス対策(人事編)】
と題して、お送りさせていただきます。
国内外に猛威を振るい続けている「新型コロナウイルス」ですが、皆様の医療機関における影響はいかがなものでしょうか。
まず、日本における「新型コロナウイルス」の影響を整理致しますと(2020年2月27日現在)
・PCR検査人数・・・2058名
・陽性者数・・・186名
・死亡者数・・・3名
上記の様に、深刻な結果を招いております。
実際に医療機関への影響は大きく、全国の内視鏡クリニックで
・外来患者数の減少
・内視鏡検査のキャンセル
が相次いでおり、今後の経営の見通しが悪い状況です。
また、同日(2020年2月27日)には安倍内閣総理大臣から「小・中・高一斉臨時休校要請」が成されました。
皆様の医療機関においても、お子様をお持ちのスタッフ様は多くいらっしゃるかと思いますが、当然労働環境にも影響が出てきます。
これにより、今後予想されることは下記二点です。
①出勤できないスタッフ様の多発
②患者数減少の動きが早まる
ここで更に押さえておきたいポイントは
⑴本人たちは働きたくても、休まざるを得ない(不可抗力)
⑵患者数の減少も同時に起こると予測できるため、従業員数が減少しても現場は対処できる可能性が高い
上記の内容を踏まえると、今後のクリニック経営において求められることは例えば下記のようなことが急務だと考えています。
・休暇を希望するスタッフ様を無理に止めない
・寛大な対応を取り、経営陣のスタッフ理解を示す
・休暇の相談をしやすい環境を作る
・LINEやチャットワークなど、24時間連絡が取りやすい環境を整える
また、該当するスタッフの方々は、本来であれば働きたい意思がある筈なので、リモートワーク(自宅業務)を始める良い機会になるかもしれません。
カルテ関連の作業を自宅に持ち帰ることはできませんが
・業務マニュアル作り
・ホームページの原稿作成
・アンケートの集計
・ウェブ問診の作り込み
上記の内容であれば、自宅での作業も可能です。
個人的には、ホームページの原稿作成をスタッフ様が担当することができれば、リモートワークでも大きな価値をクリニックに提供してくれていると思います。
また、②の「患者数減少の動きが早まる」という点に関しては、現状の様な非常事態の場合、売上と支出(人件費)のバランスを見極めることが重要です。
・患者数の減少→売上の減少
・働けないスタッフ様の多発→支出(人件費)の減少
集患力の低下が不可避な現状下においては、これらのバランスを適切に保つ必要があります。
総括致しますと
・スタッフ様の休暇希望には寛大に対応
・支出(人件費)減少と売上減少のバランスを適切に保つ
・連絡環境を整える
・リモートワーク開始のチャンス
・集患力は維持できるよう、可能な限り情報発信を行う
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
【クリニック経営:コロナ対策(人事編)】メルマガでした。
次回はコロナ対策(集患編)をお届けします。
患者数減少が進む中でもクリニックにできることはあります。
その詳細に関してお伝えさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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