すぎもと医院
今回、大阪市都島区で循環器内科・糖尿病疾患の治療、啓蒙活動に尽力されている、すぎもと医院 杉本 由文院長にお話を伺った。
杉本院長は元々、急性期病院で心筋梗塞などのカテーテル治療や心不全、不整脈など救急医療に携われていた。
救急医療の現場で最先端の治療を提供する一方、多くの患者様が再発・再入院をされる状況を目の当たりにされ、「予防医学」の重要性を感じられたとのこと。
そして「予防医学』を地域に提供する場として、より患者様に身近な開業医という道を選択され、都島の地に2016年、すぎもと医院を開業された。
とことんこだわった<患者様目線>
心筋梗塞や心不全、脳梗塞など重篤な循環器疾患を引き起こす要因となるのが、高血圧や糖尿病、高コレステロール血症、睡眠時無呼吸症候群などといった、いわゆる生活習慣病のコントロールが不充分な状態である。
生活習慣病は簡単に治癒する病気ではなく、継続して医療機関に通院し、継続した治療を受ける必要がある。逆に患者様からするとこれが負担となってしまい、治療から遠ざかってしまっているのが実情ではないだろうか。
杉本院長はこの懸案を解決すべく、とことん<患者様目線>に立って医院を運営されている。
まず「いつでも通えるクリニック」として、JR大阪環状線駅すぐの立地にこだわり、平日は夜20時まで診療、予約制を導入していないことから、患者様の生活スタイルに合わせ、通院に関する負担を大幅に軽減した。
また「医薬分業」として院外処方箋を発行するクリニックが中心の中、院内に常駐の薬剤師を配置することで、院内処方箋でありながらも医薬分業を実現、患者様が薬を貰うためだけに別の薬局にも訪問しなければならない、という手間を軽減。
また検査なども必要最低限のものに絞り、患者様の負担を減らす取り組みは欠かさない。例えば睡眠時無呼吸症候群の精密検査は病院に一泊入院して実施するのが一般的だが、すぎもと医院では提携の検査技師と連携を取り、自宅で精密検査ができる環境を整えている。
患者様にとっては「自宅で検査ができる」ということもさることながら、検査に付随する入院費などの費用も大幅に抑えられることがメリットだ。
更に2018年12月からはインターネットを用いた遠隔診療も導入予定だ。このシステムが導入されることで、症状が安定している患者様は通院頻度を大幅に削減することができる。
<啓蒙活動にも尽力>
また杉本院長は、自身の専門領域における正確な医療情報を患者様に届けるための啓蒙活動にも積極的だ。
すぎもと医院のホームページには「院長コラム」というコンテンツがあり、ここでは杉本院長が約2週間に1度、睡眠時無呼吸症候群や高血圧、糖尿病などにまつわる情報を発信している。
インターネットには情報が溢れ返っておりその情報の質は玉石混交であることは否定できない。その中で専門医という立場から情報を発信することで、より正確で信頼できる情報を患者様に届けたい、という想いから、杉本院長自ら診療の合間にコツコツと記事を作成している。
今ではこのコラム記事を見て、すぎもと医院へ来院した患者様も多くいらっしゃるとのこと。患者様からの信頼の厚さが伺える。
<やりがいと今後の展望について>
杉本院長に、やりがいと今後の展望について伺った。
予防医学の分野は目に見えて数値が良くなった、という治療効果が分かりにくいが、患者様の「楽になった」「眠れるようになった」など、悩みを解決できることが大きなやりがいになるとのこと。
すぎもと医院 杉本 由文院長
そして生活習慣病の治療は、その先にある心筋梗塞や脳梗塞などの重篤な循環器疾患を1例でも多く減らし、患者様の寿命を延ばすことのできる手段であるため、今後も患者様にとって負担をできる限り軽くした診療体制を継続して築いていきたい、との想いを伺うことができた。
お話しを伺う中でも、何よりも“患者様のために”という想いを言葉の節々から感じることができた。すぎもと医院と杉本院長の更なる発展に今後も期待していきたい。
執筆:船井総合研究所 川本 浩史
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