自院にあった予約制度の選択方法とは?
目次
平素より大変お世話になっております。
夏も本番、皮膚科の繁忙期がやって参りました。
先生方におかれましても
忙しい日々を過ごされていらっしゃるかと存じます。
はじめに
本日はこの時期先生方からご質問をいただく機会が多い
診療予約制度についてご解説致します。
皮膚科クリニックで一般的に多く利用される予約制度の
メリット・デメリットを記載いたします。
順番予約のメリット・デメリット
当日の診察順番のみ患者様とお約束し、順番の早い順に呼び込む制度
●メリット
・アバウトな予約の為予約時間に関してのトラブルが少ない
・処置など皮膚科特有の一人あたりの診察時間の読めなさをカバーできる
・予約に縛られない為、多くの患者を予約受付できる
●デメリット
・患者にとっては来院時間が分かりにくい
・受付が患者から頻回にあと何分ですか?と聞かれ手を取られる
・自分の順番から離れたタイミングで来院する患者対応が煩雑になる
時間帯予約のメリットとデメリット
10:00~10:30等30分若しくは60分単位の診療枠を設け、
時間枠中での先着順に呼び込む制度
●メリット
・患者の来院時間が明確なので、集患しやすい
・患者数をコントロールできる
●デメリット
・診察が遅れた場合、患者が不満を持ちやすい
・遅れない様に予約枠を設定すると、予約総数が減りやすい
自院にあった予約制度とは
この様に、予約制度によって一長一短がございます。
開業当時と比較して
医師からの業務移管の進捗
スタッフの人数
など異なっているかと存じます。
残業時間が増えてきて、患者数をコントロールしたいので時間帯予約へ変更
自費が増えてきて、ますます時間が読めなくなってきたので順番予約へ変更
など、改めて現状の課題に併せて予約制度の変更を検討する
機会としていただけますと幸いです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
株式会社船井総合研究所
コンサルタント
村越健太 拝