自院にあった予約制度の選択方法とは?

2021年08月25日 (水)

科目:
皮膚科・美容皮膚科
コラムテーマ:
スタッフマネジメント

平素より大変お世話になっております。
株式会社船井総合研究所の村越でございます。

夏も本番、皮膚科の繁忙期がやって参りました。
先生方におかれましても
忙しい日々を過ごされていらっしゃるかと存じます。

はじめに

本日はこの時期先生方からご質問をいただく機会が多い
診療予約制度についてご解説致します。
皮膚科クリニックで一般的に多く利用される予約制度の
メリット・デメリットを記載いたします。

順番予約のメリット・デメリット

当日の診察順番のみ患者様とお約束し、順番の早い順に呼び込む制度
●メリット
・アバウトな予約の為予約時間に関してのトラブルが少ない
・処置など皮膚科特有の一人あたりの診察時間の読めなさをカバーできる
・予約に縛られない為、多くの患者を予約受付できる
●デメリット
・患者にとっては来院時間が分かりにくい
・受付が患者から頻回にあと何分ですか?と聞かれ手を取られる
・自分の順番から離れたタイミングで来院する患者対応が煩雑になる

時間帯予約のメリットとデメリット

10:00~10:30等30分若しくは60分単位の診療枠を設け、
時間枠中での先着順に呼び込む制度
●メリット
・患者の来院時間が明確なので、集患しやすい
・患者数をコントロールできる
●デメリット
・診察が遅れた場合、患者が不満を持ちやすい
・遅れない様に予約枠を設定すると、予約総数が減りやすい

自院にあった予約制度とは

この様に、予約制度によって一長一短がございます。

開業当時と比較して
医師からの業務移管の進捗
スタッフの人数
など異なっているかと存じます。

残業時間が増えてきて、患者数をコントロールしたいので時間帯予約へ変更
自費が増えてきて、ますます時間が読めなくなってきたので順番予約へ変更

など、改めて現状の課題に併せて予約制度の変更を検討する
機会としていただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

株式会社船井総合研究所
コンサルタント
村越健太 拝

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この記事を書いたコンサルタント

村越 健太

プロフィール詳細

大手医薬品卸の営業を経て、船井総合研究所に入社。入社後は皮膚科専門の診療所経営コンサルティングを行っている。
元医薬品卸の営業として100軒以上のクリニックの医師・看護師・医療事務と共に仕事をしてきた経験から、患者満足度を上げるためには、治療効果だけではなく、スタッフにも患者満足度を意識させるマネジメントの必要性を確信。
実際の現場からしかわからない課題を発見し、解決方法の提案を現場に落とし込む“現場第一主義”のコンサルティングスタイルを貫いている。
一貫して “地域の患者から選ばれる医院づくり”をメインテーマとして掲げ、スタッフマネジメント、集患対策、患者満足度対策、スタッフ採用支援を行ってきた経験を持つ。

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