「今、医療脱毛を強化すべきか?皮膚科専門コンサルタントが解説します!」
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- 美容医療
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平素よりお世話になっております。
さて今回のメルマガでは
「今、医療脱毛を強化すべきか?」
と題してお送り致します。
当社は皮膚科・美容皮膚科・形成外科の先生から色々なテーマの経営のご相談をいただきますが、攻めていきたい自費領域の希望をお伺いすると、
「今、医療脱毛って、昔より安くなっているし結構厳しいでしょ?
脱毛以外でお勧めありませんか?」
と相当数の先生が仰っています。
勿論、外部環境が厳しくなっているのは事実ですが、医療脱毛の需要が増えており、コロナ禍でも増収増益のクリニックもございます。
そこで、今回は医療脱毛の時流についてお伝えできればと存じます。
医療脱毛の時流は以下の通りです。
①最近、エステ脱毛ではなく医療脱毛が選ばれる流れが加速している
②医療脱毛の中でも患者さんが医院を選ぶ時代へ
③導入期から成長期の時代へとライフサイクルが変化している
それぞれの時流について詳しく解説していきます。
時流①最近、エステ脱毛ではなく医療脱毛が選ばれる流れが加速している
全国的に価格相場が下落したことで、敷居が下がり40代以降だけでなく、10代~30代もエステではなく医療脱毛を選ぶ方が増加しています。
手の届きやすい価格相場なら、失敗したくないので医療を選ぶ方が増えたともいえるでしょう。
②医療脱毛の中でも患者さんが医院を選ぶ時代へ
ただ、医療脱毛の導入ハードルは比較的低く、最近では美容皮膚科・皮膚科以外でも参入するケースが増加傾向にある為、需要は増えても、競合状態自体は増加しています。
そこで今まで以上に医療脱毛特有の患者ニーズに対応する必要性も増加しています。
価格以外の代表的な患者ニーズとしては、
「予約が取りやすい」「施術が早い」「施術中の不快感がない」「担当者が良い」
等が挙げられます。
③導入期から成長期の時代へとライフサイクルが変化している
全てのビジネスモデルには、生まれてから廃れるまでのサイクルがあり、需要と供給のバランスが変化していきます。
これをライフサイクルと呼びます。
ライフサイクルは導入期→成長期→衰退期と変化し、それぞれ以下の様な特徴をもっています。
導入期(需要>供給):他より早く導入することが一番大事な時期
成長期(需要≒供給):販促強化・予約効率化が大事な時期
衰退期(需要<供給):他院にはない魅力作りが大事な時期
医療脱毛は、現在導入期~成長期へとシフトし、より販促・予約の効率化が求められます。
いずれ、供給が需要を上回る衰退期とシフトしていきます。
