【自由診療の価格の決め方とは?】価格の根源的分岐点
目次
平素より大変お世話になっております。
船井総合研究所の朝日です。
【こんな先生いらっしゃいませんか?】
✔脱毛料金を導入時に決めてからほとんど変えていない
✔価格設定は競合料金のみを参考に決めた
✔価格競争が起こっているが、対応方法がわからない
保険診療は、価格は変更できない一方で、自由診療は、価格設定が集患において非常に重要なポイントとなります。
今回ご紹介するのは、我々、船井総合研究所の数理マーケティング理論にございます
「価格の根源的分岐点」
を基準とした料金設定の方法です。
価格の根源的分岐点
皆様が、日々商品やサービスを購入する際、
「予算≠購入金額」
という事が多々起こっているのではないでしょうか。
というよりほとんどの場合、「予算≠購入金額」が一般的かと存じます。
多業界で経営コンサルティングをしてきた弊社がデータを収集し、お客様(患者様)の予算と購入金額の関係をまとめたものが以下です。
・2万円の予算の人:購入金額18,000円~27,000円
・3万円の予算の人:購入金額27,000円~40,000円
・5万円の予算の人:購入金額40,000円~80,000円
・10万円の予算の人:購入金額80,000円~180,000円
10万円以上の方も同様に繰り返されます。
つまり、20万円予算で脱毛を考えている方は、180,000円~270,000円までの脱毛商品を購入する可能性があるという事です。
そのため、例えばVIO脱毛5回88,000円(>80,000円)の需要が多いのであれば、「ワキ+ひじ下+ひざ下」を部位を追加したVIO+ワキ+ひじ下+ひざ下5回176,000円(<180,000円)プランを整えることで、カウンセリング時に成約金額を上げていくことが出来ます。
反対に割引キャンペーンの価格を考える際は、一つ下の予算の層を取り込めるような割引率を設定することで集患を見込むことが出来ます。
是非とも上記を参考に価格設定・セットメニューを整えていただければと存じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
クリニック経営研究会
この記事を書いたコンサルタント
朝日伶
慶應義塾大学理工学部 卒業。
新卒で船井総合研究所に入社。皮膚科・美容皮膚科専門コンサルタント。集患対策を軸にコンサルティングを展開。集患に留まらず、業務効率化やスタッフマネジメントにも定評がある。短期的な売上UPだけに焦点を当てるのではなく、長期的に価値あるクリニック形成や院長・スタッフ・患者様を幸せに導く事に重きを置いている。