クリニックの1日来院患者数とは?
- コラムテーマ:
- 経営計画/経営管理 在宅医療 スタッフマネジメント 採用 接遇
いつも大変お世話になっております。
船井総合研究所の朝日 伶(あさひ りょう)です。
突然ですが、「他のクリニック様の1日の来院患者数はどのくらいなのか?」気になっている先生もおられるのではないでしょうか。
特に、患者数が増えてきて、「待ち時間が増えてきた」「残業が減らない」というお悩みをかかえて、他のクリニックの状況を気にするという先生が増えてきている印象です。
今回は、患者数が増えてきて、多くの先生方が陥るリアルとそれを突破する院長のリアルをお届けします。
多くの先生方が陥るリアル
1.効率化しないといけない状況になって、はじめて効率化を真剣に考えるようになる。
2.しかし、効率化と患者満足度のジレンマに悩む。
3.そして、スタッフとの分業に抵抗感を感じる。でも任せる決意をする。
4.ところが、今のメンバーに任せられない問題が発生する。
5.そこで、新規採用するも、新しく入った人が上手く機能していかない。
6. そのため結局、効率化が進まず、繁忙期を迎えてしまう。
7. 患者待ち時間増、残業増、院長診察負担増。これが何年も続き、仕事が嫌になる。
それを突破する院長のリアル
1.効率化を真剣に進めていくことを再度決心する。
2.それをスタッフにも言い切る。(経営方針の場を設ける)
3.効率化できているモデル医院を主軸スタッフと共に勉強する。(見にいく。)
4.自分たちがいかにできていないかを知り、ショックを受ける。
5.そのうえで、スタッフと一緒に分業をどう進めるか考える。スケジュールまで組む。
6.ツールを作成する。
7.実践して、修正しながら現場になじませていく。
1日の患者数増加に対して、診療効率化を図っていくには、固い決心やスタッフ様を巻き込む事、ツールを作成・修正する事が重要になってくるという事です。
今一度、診療効率化に向けた強い決心をして、スタッフ様を巻き込むために院長の意思を共有し、共に学んでいく、共に修正していくという一連の流れを取っていただく事をお勧めいたします。
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この記事を書いたコンサルタント
朝日伶
慶應義塾大学理工学部 卒業。
新卒で船井総合研究所に入社。皮膚科・美容皮膚科専門コンサルタント。集患対策を軸にコンサルティングを展開。集患に留まらず、業務効率化やスタッフマネジメントにも定評がある。短期的な売上UPだけに焦点を当てるのではなく、長期的に価値あるクリニック形成や院長・スタッフ・患者様を幸せに導く事に重きを置いている。