皮膚科でのWEB問診活用アイデア!さらに進めたい”IT活用”!~美容皮膚科・皮膚科の経営コラム~

2021年07月23日 (金)

科目:
皮膚科・美容皮膚科
コラムテーマ:
美容医療 IT活用 診療効率化

皮膚科でのWEB問診活用アイデア!さらに進めたい”IT活用”!

いつも大変お世話になっております。
船井総合研究所の鶴慈子(つる なりこ)です。

今回のメルマガは
「皮膚科でのWEB問診活用アイデア!さらに進めたい”IT活用”!」
というタイトルでお送りいたします。

はじめに

昨今、業種を問わず「DX=デジタルトランスフォーメーション」が謳われておりますが、
多くの医院様が、自院での取り組み方に悩まれている事と存じます。

とくに、医療業界では
現状の診察フローを一括してオートメーション化することは、
それぞれのソフトウェアが連携していないことが多く、困難です。

ですが、コロナ禍の影響もあり、それぞれの業務において、
「デジタル化」を現在進行形で積極的に推進されている
医院様も多いのではないでしょうか?

一方、「現在の診察の流れでどこをデジタル化すればいいのか分からない…」
と悩まれている先生におかれましては、
ぜひ、「Web問診」への「デジタル化」をお薦めしたいと思います!

また、既に導入をされている先生におかれましても、
「皮膚科におけるWeb問診のさらなるIT活用法」をご紹介致しますので、
ぜひ最後までお付き合いください。

皮膚科でWeb問診の導入は有効か?

そもそもWeb問診とは、
「事前に」「Web上で」「問診表の記入が可能」となる
「ソフトウェア」のことを指します。

クリニックで正確な診察を行っていくうえで、
「問診」を行う事は必須です。

ですが、今まで問診をする際は…

(1)診察の中で先生が行う
(2)ご来院いただいた患者様に、診察前に問診表に記入いただく
という2パターンがスタンダードでした。

現在では「Web問診」の開発により、
・ご来院いただく前に記入いただけるため
・医院での待ち時間を患者様に有効活用していただける

というメリットがあり、既に皮膚科に限らず多くの医院様で導入されております。

導入する際の注意点とは?

しかし、患者様にとっても医院にとっても
メリットの大きい「Web問診」ですが、
導入を行う際には大きく4つの注意点がございます。

①医院内で「Web問診」を導入する目的を共有する
先生方が大きなメリットを感じ、導入を決定されたとしても、
実際に医院内での運用を行うためには、
スタッフの皆さまと一緒に利用することとなります。
つまり、スタッフの皆さまも含め、
「Web問診」の導入を積極的に導入する環境を整える事が
必須条件となります。

②電カルとの連携が重要
せっかく、Web問診を導入しても、
診察で利用する「電子カルテ」との連携が行われていなければ、
結果的に「紙ベースの問診を入力する」事と変わりません。
自院で利用されている、
「電子カルテとの連携が可能なソフトウェアであるか?」
数あるWeb問診システムから選択する際の重要条件の1つです!

③電カルに転記される際の電カル上での表記を確認する
また、電子カルテに転記する事が可能でも、
「電子カルテ上にどのように表記されるのか」を確認する必要があります。
Web問診のシステムによっては、
電子カルテに表示される内容が「見づらい」可能性があります。
最大限活用するためには、診療時にできるだけ早く情報を取得できるように、
「Web問診自体の質問項目」「電子カルテ上の表示方法を整える」事が必要となります。

④フォーマットの有無を確認する
現在、各社で展開されているWeb問診のシステムですが、
1から全てをカスタマイズし問診を作り上げていくのは、非常に大変です。
そこで、ご自身で使用されたいWeb問診のシステムに、
各科目別の代表的な「問診フォーマット」の用意があるかどうか、
はチェックすべきポイントとなります!

意外なメリットとは?

最後に、「Web問診」が「診療効率化」において
大きな効果をもたらす2つのメリット・活用法をご紹介致します!

Ⅰ.患者説明を事前に行う
Web問診のシステムによっては、
「最終表示画面をカスタマイズ可能」なものがございます。

問診内容に合わせて、最終表示画面に
「疾患説明の資料」や「治療説明動画」を紐づけることが可能なため、
「事前に患者説明を行う」事ができ、「診療効率化」に繋がります!
例えば、ピアス治療や医療脱毛など、
特に、皮膚科・美容皮膚科の領域では
事前に知っていただくことで、
診療効率化につながる疾患や治療も多いです。

既に導入されている先生方も、
自院のシステムが最終表示画面のカスタマイズが可能であるか
ぜひ確認してみてください。

Ⅱ.再診患者へも回答を訴求可能
医院での問診表の記入といえば、
多くの場合「初診時」にお願いをし、
その後の再診時はカルテ内容の見直しを行いながら
診察を行うというのが定番だと存じます。

しかし、
「再診時」も、「Web問診」をご記入いただくことで、
電子カルテへの記入がされ、
再診時の患者様もどのような主訴でご来院されたのか、
より早く情報を取得することが可能です。

これを機に、
ぜひ、「再診問診表」の活用もご検討ください!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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