「狭いからこれ以上の業績アップは難しい」と考えているあなたへ

2025年07月08日 (火)

科目:
整形外科
コラムテーマ:
診療効率化 スタッフマネジメント 診療見学

いつもめでぃまがをお読みいただき、誠にありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の小栗でございます。

クリニックの業績アップを考える際、多くの場合、
診察室とリハビリ室の2つの領域に分けて検討します。
今回は、特にリハビリ室の生産性向上に焦点を当てて解説いたします。

リハビリ室の生産性向上では、レイアウトやオペレーションの見直しが重要なポイントとなります。
「PT(理学療法士)の人数に対して、部屋の広さやベッド数をどうすればよいか」
「物理療法機器のスペースとPTのベッドスペースのバランスをどう取るべきか」
といったお悩みを抱える先生は少なくありません。
ここで基準となるのは、「この部屋でどれくらいの売上を目指すのか」
そして「スタッフ一人あたりの生産性をどの程度まで高めるのか」という視点です。
生産性を考える上で重要なポイントは以下の通りです。

・PTのベッド1台あたりで上げられる売上を最大化するために、スペースをどう効率的に活用するか。
・物理療法機器は、担当者1名あたり1日に何人の患者様に対応できるか。

これらの視点から、具体的な改善アクションを3つ提案させていただきます。

1. 物理療法機器の使用頻度チェックとレイアウトの見直し

使用頻度の低い機器は「スペースあたりの生産性が低い」とみなし、
撤去を検討することをお勧めしています。
一方、使用頻度の高い機器については、
オペレーションや動線を見直し、より効率的な配置を追求しましょう。

2. ベッド数と空きスペースの見直し

「現場では空きスペースが必要」との声が上がることも少なくありません。
しかし、実際にリハビリ室の稼働状況をカメラなどで客観的に確認すると、
上がっている声ほど空きスペースが活用されていない実態が見受けられることがあります。
つまり、実際に使用している時間以外は、
売上を生み出さないデッドスペースとなっている可能性があります。
必要な時だけ準備する、あるいは他の選択肢を検討するなど、
柔軟な対応を検討してみてはいかがでしょうか。

3. 理学療法士、事務、柔道整復師の役割分担の見直し

各クリニックによって役割分担は多岐にわたるため、
貴院の形態に合わせてカスタマイズすることが重要です。
先ほど申し上げたように、「生産性アップ」を目標としたとき、
現場の声と客観的に見た役割分担に乖離があるケースが散見されます。
この機会に、業務フロー全体を見直し、
最適な役割分担を再構築することをお勧めします。

より具体的にリハビリ室の生産性を上げていくノウハウを知りたい方へ




この度8月3日にある整形外科クリニックの院長をゲストにお迎えし、
セミナーを開催させていただくこととなりました。

こちらのクリニックは、
都内のビルの1階のわずか「53坪」のスペースにて、
MRIも導入せずに診療を続け、
月商2,400万を達成しています。

スペースの問題から
人員を増やすことにも限界があり
待合室の問題点効率化にも限界がある中で
リハビリ室での売上を単月当たり900万以上を達成しており
月商として2400万を達成されるまでの具体的な取り組みを赤裸々にお話しいただきます。

会場の席数には限りがございますので
ご興味のある方はお早めにお申し込みをいただきますようにお願い申し上げます。

▼日時
2025/08/03 (日) 10:00~12:30 
@船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)

セミナーのゲストとの対談をお読みになりたい方や
セミナーにご興味がありお申し込みを少しでもご検討されている方は、
是非とも下記のリンクをご確認いただければと存じます。

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この記事を書いたコンサルタント

小栗陵太

プロフィール詳細

茨城県立医療大学卒業後、理学療法士として医療法人に所属し医療・介護分野を幅広く経験。整形外科外来のリーダーとして、スタッフ育成や患者マネジメント、事業立ち上げの他、新規患者増加に向けたマーケティング活動を得意とする。
船井総合研究所入社後はこれまでの現場経験を生かし、「先生の想いを実現する」をコンセプトに集患対策から現場マネジメント、リピーター増加に至るまで、徹底して患者ロイヤリティを中心に据えたコンサルティングを展開する。

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