【外来向け】高齢患者30%以上のクリニックが訪問診療をはじめるべき3つの理由

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船井総合研究所 在宅医療チームです。

外来メインクリニックの先生方の多くが日々大変ご多忙な状況かと思います。

日本の高齢化は今後も加速し、総人口が減少する一方で、
65歳以上の人口は2024年時点で過去最多の3625万人となり、総人口に占める割合は29.3%に達しています。この割合は2040年には34.8%、2045年には36.3%に達すると見込まれており、高齢化は避けて通れない日本の未来です。

このような社会情勢の中、多くの地域で既に外来患者数はピークを迎えていると予想されており外来診療のみで売上を維持していくことは困難となります。

今後を見据えクリニック経営を安定させ、地域医療にも貢献していくためには患者ニーズが増加すると見込まれる訪問診療の取り組みが重要となります。

そういった中で、最近訪問診療専門のクリニックが開業されている、
または近くのクリニックが訪問診療を開始したことで訪問診療の患者を増やすことができるのかといったお悩みがあるかと思います。

そこで今回は『高齢患者30%以上のクリニックが訪問診療をはじめるべき3つの理由』についてお伝えいたします！

高齢患者30%以上のクリニックが訪問診療をはじめるべき3つの理由

1.「外来通院離脱」を抑制
外来通院患者の30％が高齢者の場合、すでに通院困難となり他の訪問診療のクリニックを希望され年間に数人、または毎月依頼を受け、診療情報提供書を書くといったことがあるのではないでしょうか。
将来的にますます外来通院が困難になる患者さんも多くなるとが想定できます。こうした既存の患者さんの在宅での医療ニーズに応える形で訪問診療を導入することは、通院困難による患者さんの「外来通院離脱」を防ぎ、将来の外来収入減少分を補い、クリニック経営の新たな柱を確立し、持続的な成長を実現するための重要な一手となります。地域医療への貢献とクリニックの安定経営を同時に実現できます。

2.外来患者を在宅誘導することで一定の患者が見込める
既に多くの高齢患者さんがいらっしゃる先生方にとっては、新規患者獲得の営業活動をすることなく、馴染みのある患者さんへの声かけから始められるため、最もスムーズに訪問診療を軌道に乗せやすい環境にあります。

【例】外来から在宅誘導できる患者見込み
外来総患者数が毎月1000名の場合、高齢患者が30％とすると
高齢患者は毎月300名いることになります。
その中から5%の方が在宅誘導できると15名が訪問診療を開始することができます。
年齢、疾患、ADL、通院時の交通手段など様々な理由で在宅誘導できる割合は変わってきますが、声をかけてすぐに訪問診療を開始しない場合でも
数年後には訪問診療を開始するケースがあることを見据え早い段階で認知していただくことが重要となります。

3.無理なくスモールスタートでき地域医療に貢献ができる
訪問診療と聞くと「夜間オンコールが増える」「多忙で時間がない」「立ち上げに大きな労力がかかる」といったイメージをお持ちかもしれません。
しかし訪問診療を始める場合、一般的なイメージとは異なり、外来診療を続けながら無理なく開始することが可能です。
開始当初は院長先生お一人でもお昼休みなどの隙間時間を利用して、
既存の外来患者さんを中心に1日2～3件からスモールスタートできます。
書類作成等の事務作業を含めても、1ヶ月あたり在宅患者数10名までは院長1人で対応することができます。
既存患者さんが中心のため比較的軽症の方が多く、夜間休日対応の負担も抑えることができ、高額な医療機器への投資も必要ないためすぐに始めることができます。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

今回は
『高齢患者30%以上のクリニックが訪問診療をはじめるべき3つの理由』についてご紹介いたしました。

さらに詳細なノウハウや具体的なツール、成功事例を知ることで、よりスムーズに、より確実に訪問診療をクリニックの経営の柱として確立していくことが可能です。

今後外来診療だけでなく訪問診療を開始しようとお考えの方

すでに訪問診療に取り組まれており今後どのように成長していけばよいかとお考えの方は

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日程：2025/06/29 (日)　
時間：13:00~16:00　　
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日程：2025/07/06 (日)　
時間：14:00~17:00　
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