「脱・院長1人オンコール!複数医師体制によるオンコール対応方法」
目次
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在宅医療で医師1名⇒4名へ!グループ診療体制化セミナー
在宅診療を持続可能な診療体制に!そうお考えの方ははぜひお気軽にお申込みください!
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いつもメルマガをお読み頂きありがとうございます。
本日は「脱・院長1人オンコール!複数医師体制によるオンコール対応方法」というテーマでメルマガを書かせて頂きます。
前回のメルマガではオンコールの医師数の目安についてご紹介をさせていただきました。今回はオンコールの対応についてご紹介させていただきます。
オンコール対応で起こる問題点とは?
まず一番に挙げられることは診療の質の担保です。今までは院長がひとりでオンコールをやっていたことにより気にすることがなかった問題点です。複数の医師が携わることは其れすなわちトラブルになる可能性もその分増えると言い換えられます。それぞれの専門科目があり、診療のスタイルがあるので、そこをいかにして解決するかが大きな課題かと思います。
オンコールの体制は?
標準的な体制はおそらく医師+コメディカル(看護師)がスタンダードではないでしょうか。ファーストコールをコメディカル(看護師)が受けて、そこから医師に繋ぐ流れが一般的かと思います。その際はコメディカルがドライバーを兼務し往診対応することになるでしょう。その他には医師のみがファーストコールから往診対応まで全て行うケースもございます。
オンコールの待機場所についても2点ございます。各スタッフの自宅か、クリニックで用意するオンコール部屋のどちらかでしょう。それぞれのメリット、デメリットを次の項目でご紹介いたします。
オンコール待機場所についてのメリットとデメリット
自宅待機のメリットとしては、クリニックとして費用負担がないことと各スタッフの心理的な抵抗が少ないことが挙げられます。デメリットとしては迅速な対応ができるのか、と、それに付随して距離や時間の規定を設ける必要があるので採用が滞る可能性がある点です。何分以内で到着できること、もしくは〇〇キロ以内など、クリニックによって設定していただく必要がございます。自宅が遠保の場合はビジネスホテルなどに宿泊していただく必要があるかと思うので、その宿泊費を誰が負担をするのかも定める必要がございます。
次に、クリニックで用意したオンコール部屋のメリットとしては、迅速な対応ができることが一番大きなメリットではないでしょうか。デメリットとしては、オンコール部屋の費用負担と部屋の管理、スタッフが慣れるまでの心理的ストレスが挙げられるかと思います。複数医師体制でのオンコール対応についてはこちらがスタンダードかとは思います。最終的にはオンコール部屋を用意し、スムーズに往診対応ができるような体制を整えることをおすすめいたします。
診療の質の担保の方法は?
方法としては、患者様の情報共有・コメディカルのサポート・院長のサポート、が重要になるかと思います。オンコールに不慣れの医師も中にはいらっしゃるかと思います。そこを補うポイントとして、まずは患者様の情報共有とコメディカルのサポートが重要になります。このふたつで往診に対するストレスをかなり取り除けるので、しっかりと整備することをおすすめいたします。リスクが高い患者様については常に共有できる仕組みを整えておきましょう。
そしてやはり重要なのは院長によるサポートです。各医師がオンコールに慣れるまでの期間は、何かあれば連絡をとれるようにしましょう。院長のバックアップがあることにより、各医師の精神的な負担を取り除くことが可能になります。もちろん診療の質の担保にも繋がりますので、一定の期間はバックアップとして対応ができるようにしていくことをおすすめいたします。
簡単ではございますが、今回は在宅医療のオンコール対応についてまとめさせていただきました。
ぜひ皆様の診療にお役立ていただければと思います。
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この記事を書いたコンサルタント
齋藤 倫啓
医療機関の収益アップに貢献するだけでなく、最期は在宅でと望むすべての人の想いを叶えるために、現場で培ってきた経験を含めながら、現実的なアプローチ方法を提案し医療機関の発展に尽力します。
そしてきたる2025年問題に向けて、切れ目のない医療の提供体制を構築し、一人一人の自立と尊厳を支えるケアを将来にわたって持続的に実現していけるような仕組み作りに携わり、日本の医療に貢献をしていきたいと考えております。