介護医療院 鳴門山上病院

医療法人 久仁会 理事長 山上 淳子 氏 様

院長 外観

院内

風光明媚な徳島県鳴門公園線沿いにある医療法人
久仁会は、「介護医療院」を介護療養型医療施設から転換移行した。
地域包括ケアシステム対応総合施設として、高齢者医療、介護を中心に、病院、介護医療院、老人保健施設、通所リハビリテーション、訪問看護ステーション、訪問リハビリテーション、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所、認可外保育園を持つ。
患者様やご家族に寄り添い、地域に根ざした切れ目のない医療・介護・福祉を提供している。

介護療養型医療施設から、介護医療院に転換

医療法人久仁会は、平成30年5月に新病院をオープンし、介護医療院Ⅰ型(療養機能強化型A相当)に転換した。
365日24時間医師も看護師もいる施設であり「重篤な身体疾患を有する」利用者が入所されている。

当初、介護療養型病床廃止後は、医療療養病床への転換を検討していた。
しかし、介護療養型に入院されている患者様一人一人を検討したところ、医療区分2,3に非該当に加えて、特別養護老人ホームや老人保健施設に入所するには、日常生活動作を含め重いことが分かった。
そのため、入院されている患者様にマッチングした施設が「介護医療院」であること、時流に乗り、柔軟に対応していきたいと思ったことから、介護医療院の転換を決めた。 今まで「病院」だったのが「病院」でなくなることには多少の葛藤があったという。
しかし、地域医療構想や地域の将来を見越すと「介護医療院」転換で良かったという。

平成30年5月に介護医療院に転換するにあたり、4月の時点では、申請書類も揃わず徳島県に依頼。
準備期間1ヶ月弱で転換を行なった。転換に際しては、特に大きな問題は発生しなった。
患者様には、病院をいったん退院とし、建物は一緒であるが「介護医療院」という別の施設になることを説明した。
今まで介護療養型に入院されていた患者様をもう1度アセスメントする機会になり、方向性を見つける良いきっかけとなったという。
介護医療院転換であっても、担当医もカルテも同じであり、利用者様も安心して移動出来たという。

メリットとしては、『移行定着支援加算(93単位/日。介護医療院転換を行ない、入所者やその家族、地域等への説明と地域住民に周知すること、入所者及びご家族等と地域住民等との交流が可能となるよう、地域の行事や活動等に積極的に関与していること)』があげられる。 デメリットとしては、病院退院してからの介護医療院入所となるため、帳票類を新たに作成する必要がある。診療情報提供書、看護要約、リハビリサマリーの作成、入所に当たりご家族面談、介護保険の重要事項説明書等、事務作業を中心とする業務プロセスが増えたことである。また、介護医療院から病院に 転換(後戻り)は出来ないことがあげられる。

介護医療院 鳴門山上病院(32床)

介護医療院鳴門山上病院の入所者の平均介護度は、4.6と寝たきりの利用者様が多く、鳴門山上病院は介護医療院のⅠ型のため、医療ニーズの高い利用者様が多い。
介護療養型からの転換であり、リハビリスタッフにしても基準よりも厚くリハビリを行なっている。

院内

介護医療院では「日常的な医学管理」「看取り・ターミナルケア」「生活施設」としての機能とを兼ね備えた新たな介護保険施設である。
介護医療院 鳴門山上病院では、プライバシーに配慮した多床室を含め、個室も設置している。

平成30年末グランドオープン

鳴門山上病院は、旧病院跡地にリハビリ庭園、駐車場整備を行ない、平成30年末にはグランドオープンを迎える予定。
風光明媚な鳴門公園沿いのランドマーク的な建築物になると期待している。

院内

新病院の特徴としては、6階にリハビリ室を設置。リハビリ室から外に出られるようになっており、三方向には海が広がっている。
大鳴門橋、淡路島を望み、海が見えるところまで行きたいという気持ちでリハビリに臨んでもらいたいという。
また、超低床ベッドの設置、床は鋼製置床という二重構造で弾力性・緩衝性があり、骨折予防に力を発揮、歩くとクッションが効いている床材だとわかる。
南海トラフ地震が30年以内に起きる可能性が引き上げられたため、耐震、津波の対策も万全、食材等も7日分備蓄されている。
また、全施設で電子カルテの導入を行ない、連携も強化されている。

鳴門地域の医療・介護・福祉に充実を目指して

医療法人久仁会、社会福祉法人鳴寿会で、介護医療院、老人保健施設、特別養護老人ホーム、慢性期医療に対応する医療療養病床、手術後や脳卒中後に対応する回復期リハビリテーション病床、ショートステイ、デイケア、訪問リハビリ、訪問看護、居宅介護支援事業所、鳴門市地域包括支援センターに加え、認可外保育所を有し、鳴門地域の医療・介護・福祉に貢献している。

院内

>>お問合せ・無料経営相談

無料経営相談のご案内

弊社の病院・クリニック専門コンサルタントが貴院にご訪問、もしくはお客様に弊社までお越し頂き、現在の貴院の経営について無料でご相談いただけます。 無料経営相談は専門コンサルタントが担当させていただきますので、どのようなテーマでもご相談いただけます。

通常、コンサルティングには多大な費用がかかりますが、無料経営相談ではその前に無料で体験していただくことができますので、ぜひご活用いただければ幸いでございます。

無料経営相談のお問い合わせ
contact us

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

お電話でのお問い合わせ

0120-958-270 (受付時間 平日9:00~18:00)0120-958-210 (受付時間 平日9:00~18:00)

病院・クリニック経営.comを見たとお伝えください。

デジタル化戦略レポート

×
医療・介護向けM&A

×