一般財団法人 操風会 岡山旭東病院
岡山旭東病院は、脳・神経・運動器疾患の
総合的専門病院として、患者様の目線に立った医療を提供している。
医療サービスの質を高めるため、共育(共に育つ)、高度先進医療機器の導入、療養環境の整備、音楽や絵画・料理・庭園・生花の整備・クリニクラウン(臨床道化師)の活動など文化(芸術)との融合に全職員がコラボレーションし、治療効果をあげるべく努力している。
チーム医療・チーム経営
岡山旭東病院の特徴的なこととしては、毎年、全職員に経営戦略検討シートの記載を求めることが挙げられる。
自院を取り巻く環境や自院の強みや弱み、どのようにすればもっと患者様が望む医療を提供できるか、地域への貢献、どのような病院で働くことを望んでいるか等々、パート職員も含め全員が記載する。
ここから、ブレインストーミング行ない、管理職会議を経て年毎に経営方針として発表している。
2018年度は、「チーム医療・チーム経営」を目標に、全職員が経営を意識し業務に当たっている。
このように病院経営に全職員が参加することにより、スタッフの質の向上、医療施設、医療器具の充実が行われている。
また、経理を公開しており、職員が自院の経営状態を知ることが出来る。
全職員によるPDCAサイクルを行ない、職員一人一人がやりがいを持ち業務に当たることにより、自主性が高まり、人材育成につながっている。
自主的に超過勤務の短縮にも取り組み、成果を上げている。
また、ワーク・ライフ・バランスの取り組みを強化しており、厚生労働省から「プラチナくるみん」の認定授与。
職員の定着率も高い。
院内に掲示されている、経営理念
サイバーナイフ導入で専門性を強化
岡山旭東病院は高度先進機器の充実が図られている。
サイバーナイフは全国で3番目に導入、世界でも8番目の導入であり、2000年6月より稼働。2018年3月には、 3代目となる国内最新機種「サイバーナイフM6」にリニューアルした。
また、PETーCTや、MRI装置も4台(3.0T 3台、 1.5T 1台)、64列MDCT、DSA(血管造影検査装置)など導入されており、迅速な診断を行なっている。
職員が共に学び、共に育つメダカの学校
患者様に質の高い医療サービスを提供するためには、「職員ひとりひとりが幸せでやりがいの持てる職場」である。
職員の自己実現、能力アップのために、環境の設備、院内学会や研修の支援を積極的に行なっている。
また、特徴的なものは、資格手当の数が300以上あり、年々その数が増えているとのこと。
色々な取り組みを行なっている岡山旭東病院であるが、外来の患者様の待ち時間が長いという問題点がある。
待ち時間の掲示を含め、院内には各所にモニュメントや絵画、庭園(院内10ヶ所)や道の駅ならぬ「健康の駅」の設置がされており、「癒しの環境マップ」としてまとめられている。待ち時間に院内を散策してもらおうという取り組みを行なっている。
地域に開かれた病院
岡山旭東病院では、毎週のようにイベントが行われている。
地域との繋がりを大切に、公開講座、コンサート(月に2回)、子供向け病院見学ツアーをはじめ、園芸教室、病院ふれあいフェスティバルなど、目白押しである。
療と文化が融合することによって高品質の医療サービスを提供している。
また、「なかまちーず」という取り組みでは、地域の保健・医療・福祉分野の連携機関や行政と協同して、誰もが安心して住み慣れた地域で最期まで生活できる取り組みを行なっている。
地域住民との意見交換会や多職種連携会議を開催している。
岡山旭東病院は、高機能の医療設備と共に、医師、職員の人数を確保することにより、質の高い医療を提供している。
地域医療支援病院として高度な医療サービスを提供すると共に、地域包括ケアシステムも担う施設として機能されている。
地域医療支援病院は、医師(開業医)の診断によって、詳しい検査や、手術等、専門的な医療が必要と判断された患者様に医療を提供している。
岡山旭東病院を訪れて驚いたことは、院内の至るところに絵画や彫刻、生け花が飾られ、庭園や温室があり、「癒しの空間」を創出されている。
院長の土井章弘先生の「坂の上の雲」のお話し、「志を高く持ち、目標に向かって進み続けることが大事」というお言葉が印象的でした。
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