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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。 船井総合研究所の先森仁です。
早いもので、2021年も残り2ヶ月を切りました。
先生方にとって、2021年はどういう年でしたでしょうか?
2020年同様、コロナの影響を引き続き受けた格好となりました。
・2020年よりかはマシだったが、なかなか売上が伸びずに苦戦した
・なかなか意思疎通が直接取れず、スタッフとの関係がうまくいかなかった
・省人化のため、機器を導入したがスムースにいかなかった
当然、うまくいった医院さんも多いとは思いますが、それはそれで課題が生じていると思いますし、医院のステージによって、課題は様々です。
そこで今回は、来年に向けて医院の経営計画や目標を立てるにあたって、今でも確認できる3つのポイントについてお伝えいたします。
ポイント①~正直、先生がどうしたいのか?~
私たちも、現場で先生とお話していて、以外と回答に詰まるのが、
「先生は、今後医院をどうしていきたいのか?」
ということです。
当然、先生も医院で見たときは経営者でございますが、医院を離れれば、いち個人として、ライフプランなどあると思います。
そんな中で、
「must(医院がやらなかればいけないこと)」
「can(医院ができること)」
「want(医院でやっていきたいこと)」
の視点で取り組む事項が決められるのではないかと考えます。
例えば、「must」については、
整形外科の役割とすれば、「治す」ことと思われますが、
「どんな患者さんを?」
「どんな手段で?」
などなど深堀できてくると思います。
「can」や「want」も同様ではありますが、
「can」のウエイトが大きすぎても、拡張性が乏しいですし、
「want」のウエイトが大きすぎても、患者のニーズがつかめていないかもしれません。
このあたりのバランスはしっかり検討する必要があります。
ポイント②~医院の周りの状況を見渡す~
分かりやすくいえば、
医院の周りにどんな人が住んでいて、
どんな整形外科が近くにあるのかを知るということです。
まず、医院の周りにどんな方が住んでいるかという点について、一番分かりやすいのは、人口動態です。
市区町村レベルとはなりますが、
・人口
・年齢層
・男女比
・高齢化率
など、基本的な情報は行政のデータで手に入ります。
医院の周辺を散歩したり、どのようなお店があるかを見渡すことも有効です。
おそらく開院時には、どこに医院を置くかを考える上で、その土地のことを調べたりされたと思いますが、マンション、スーパー、飲食店、ベビー用品店などなど、どのような世帯の方が多いか、年齢層はどうかなど色々と見えてきます。
次に、どんな整形外科が近くにあるかについて、ホームページで調べるのが簡単です。
場所、診療日・時間、内観・外観(盛られている可能性はあります)、どんなサービスを提供しているか色々見えてきます。
また、スタッフさんに覆面調査してもらうのも、手のひとつです。
それらを踏まえて、医院にどういう方が来院してくれるのか、周りの整形外科との違いが、ある程度分かってくると思います。
ポイント③~医院の中を見つめ直す~
この点については、一番盲目となりやすいポイントです。
取り組みも決めた!周辺環境も少し見えてきた!
となっても、それが実践できるかどうかは、
やはり、中身次第です。
・スタッフさんの患者さん対応
・診療、リハビリの進め方または速さ
・再来院に繋がっているか
このあたりになりますが、先生から見て、
「言葉遣い悪いな…」
「なんか、みんなバタバタしてるな…」
「改めて、カルテ見直すと来てない人多いな…」
と気づく点は非常に多いと思います。
しかし、それはあくまで、先生の目線であるため、
バイアスや固定概念がないとも限りません。
結局、他のクリニックさんとの比較が難しいので、
塩梅が難しいところです。
弊社では、
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今回は、「2022年の経営方針・目標を立てる~医院で確認できる3つの要素~」についてお伝えしました。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
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この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。