「 整形外科クリニックが知っておくべき、介護保険制度の仕組み 」

2019年03月12日 (火)

科目:
整形外科

2024年の診療報酬改定の全様が少しずつ見えてきており、改めて整形外科クリニックの経営において必要な取り組みとその手順が明確になってきました。

将来的に推進されるであろう、医療費削減、報酬単価の引き下げに対する必要な取り組みがわかります。今後の整形外科クリニック経営の参考にしていただける内容となっておりますので、ぜひともレポートをご覧ください。

・2024年以降の取り組みのヒントが分かる
・今後、整形外科クリニック経営で注力すべきポイントが分かる
・具体的な取り組みとその成果の一部を知ることができる
・地域一番店化を実現するためのヒントが分かる


治療の質や満足度を上げ続けつつ、新しい治療法の導入や人材育成などの投資を行うためにも、業績を微増でも良いので上げ続けたいと考えているクリニックの経営者様向けのセミナーのご案内です。

特に、地域でもかなり良い評判で、地域への貢献も出来てきているように感じる中で、業績がプラトーになってきたと感じられる先生のお悩みを解決出来たらという想いでお話をさせていただきますので、下記のようなお悩みをかかえている先生は是非とも最後までお読みください。

☑ 月商2,000万を前に停滞気味または衰退気味
☑ 今後の経営数値目標を明確にしたい
☑ 競合クリニックが建ち始める中で、自院はどう生き残っていくべきかを悩んでいる
☑ 業績アップに向けて具体的なアクションを知りたい、他院の事例を知りたい

本セミナーでは、保険診療中心で取り組まれている整形外科クリニックの経営者様向けに、集患対策から診療業務の効率化手順、運動器リハビリの生産性向上に向けた具体的な取り組みなどを徹底的に解説をさせていただきます。

この文章をお読みの先生方の中には「儲け主義」に振り切らないと業績は上がらないのではないかと思われている経営者様もいらっしゃるかと思いますが、全くそんなことはございません。

既存のWEB上の情報提供の方法や、院内のオペレーションを整理するだけで徐々に業績に変化が出てくる具体的な取り組みをお伝えさせていただきますので、是非ともセミナーへご参加いただけたらと思います。

月商2,000万を安定して突破し、業績アップに成功された整形外科クリニックの実際の事例を基に、明日から取り組める内容を徹底解説させていただきます。

お忙しい経営者様のためにスキマ時間の活用ができればと思い、スマホでも車の運転中でも休みの日のベッドの中でもご覧いただけるようにZOOMでの開催とさせていただきます。

取り組むべき内容を1時間半にギュッとまとめておりますので、是非「明日から何か使えるものはないか」と考えながら、メモを取って聞いていただけると幸いです。

締め切りが迫っておりますので、お早めにご登録くださいませ。

【開催日程】

2024年4月27日(土)16:00~17:30 @WEB(申込〆切:4月23日)
2024年4月28日(日)10:00~11:30 @WEB(申込〆切:4月24日) 
2024年5月1日(水)16:00~17:30 @WEB(申込〆切:4月24日)
2024年5月2日(木)16:00~17:30 @WEB(申込〆切:4月25日)

 

 

 

 

 

今回のメルマガは
疾患別リハビリテーションの減算の対象になると言われている「介護保険制度」
に関してお話させていただきます。

運動器リハビリテーションの施設基準はあるが
介護保険の対応をまだ検討していないクリニックの経営を行っている方は
是非最後までご覧いただければと存じます。

特に運動器リハビリテーションの施設基準として持っている場合には
経営に大きく影響するクリニックもございますので
介護保険の仕組みや、サービスも検討されることをお勧めいたします。

――――

1、介護保険とは何のためにできた制度なのか
2、介護保険制度はどのような仕組みで回っているのか
3、提供可能な介護保険サービス一覧
4、要介護認定を受けるための手続き方法
5、今とるべき施策とは

――――

1、介護保険とは何のためにできた制度なのか

介護保険制度ができる前までは
「老人福祉法」や「老人医療費無料化」などによって、老人の介護に対する措置がなされておりました。

しかし、高齢化が進み、要介護高齢者が増えるにしたがって、介護のニーズは非常に高まりを見せる中、介護を行う家族自体の高齢化も進み、支える側にも状況が変化してきました。

そして、老人福祉(特別養護老人ホームやホームヘルプサービス、デイサービス 等)では、所得の調査を行い、所得額に応じて負担額が決まるので、調査への心理的負担や扶養義務者の経済的負担が増えること、さらには利用できるサービスは行政が決めるなど、利用者がサービスの選択ができないなどの問題が出ておりました。

また、老人医療(老人保健施設、療養型病床群、一般病院 等)では、中高所得者からすると老人福祉に頼るよりも安く済むため、介護を理由に病院に長期入院するという問題が多発しておりました。
しかし治療を目的とする病院では、介護の受け入れ環境の整備ができておらず(居室面積が狭い、食堂や風呂がない 等)、スタッフや生活環境の面で問題が出てきておりました。

こうした老人福祉や老人医療の制度による限界が見えており
そちらの対策として「高齢者の介護を社会全体で支えあう仕組み」を創るために
介護保険制度を施行することになりました。

2、介護保険制度はどのような仕組みで回っているのか

「老人福祉」「老人医療」の反省を活かして、介護保険制度では利用者からして以下のような変化が起きました。

■行政窓口に申請して市町村がサービスを決定→利用者が自ら選んでサービスの種類や事業者を利用

■医療と福祉に別々に申し込み→介護サービスの利用計画(ケアプラン)を作って、医療・福祉のサービスを総合的に利用

■市町村や公的な団体(社会福祉協議会 等)中心のサービスの提供→民間企業、農協、生協、NPOなど多様な事業所によるサービスの提供

■中高所得者によって利用負担が重く、利用しにくい→所得に関わらず、1割の利用者負担

これらの変化をもたらせるように介護保険制度は回っております。

具体的には、サービス利用者はサービス料の1割(一定以上の所得の場合には2割、3割)負担と居住費と食費をサービス利用する際にお支払いを行い、残りの9割(8割、7割)はサービス事業者が市町村へ申請を行い、市町村から支払われます。

市町村は国や都道府県からの補助もあります、平成30年度は介護保険の全体での財源の予算は10.3兆円となっており、50%が国や都道府県、市町村の負担となっており、残りは介護保険の被保険者の年金等から天引き等の負担で賄っております。

3、提供可能な介護保険サービス一覧

介護保険サービスには様々あります。
利用者の要介護度や在宅と施設のどちらを望むかによって以下の5パターンから選ばれます。

「訪問系サービス」
訪問介護や訪問看護、訪問入浴介護、居宅介護支援 等が挙げられます。
基本的には利用者は家にいて、介護を受けるサービスとなります。

「通所系サービス」
通所介護(デイサービス)、通所リハビリテーション(デイケア) 等が挙げられます。
基本的には、利用者は施設に通い、施設にてサービスを受けます。

「短期滞在系サービス」
短期入所生活介護(ショート) 等が挙げられます。
基本的には、利用者は短期間の入居をしてサービスを受けます。

「居住系サービス」
特定施設入居者生活介護・認知症共同生活介護 等が挙げられます。
基本的には、民間の施設に居住してサービスを受けます。

「入所系サービス」
介護老人福祉施設・介護老人保健施設 等が挙げられます。
基本的には、公的な施設に入所してサービスを受けます。

4、要介護認定を受けるための手続き方法

介護保険を受けるためには要介護認定を受ける必要があります。
要介護認定は、65歳以上の者(第一号被保険者)、40歳~65歳の医療保険加入者(第二号被保険者)が認定を受けることが出来ます。

認定を受けるステップは
(1)申請:本人、家族、ケアマネなどが市町村に申請
(2)認定調査:認定調査員が利用者宅を訪問し聞き取り調査
(3)一次判定:聞き取り調査の結果をコンピューターで判定
(4)二次判定:個人の実情に合わせて総合的に判定
(5)要介護認定:本人宛に通知が届く(申請から30日以内)

という順序で認定を取ります。

認定は、7段階に分かれおります。
症状の軽い順番で

要支援1:日常生活で若干の支援が必要
要支援2:日常生活で多少の支援が必要

要介護1:部分的な介護が必要
要介護2:軽度の介護が必要
要介護3:中程度の介護が必要
要介護4:重度の介護が必要
要介護5:最重度の介護が必要

となっております。

5、今とるべき施策とは

介護保険の概要は以上となりますが、まだまだ基準は変わり続けます。
大きな流れとして、国は整形外科の医院が介護保険へ参入することを推奨する動きをしていくことは間違いありません。

そのため、現状から少しでも介護保険とは何かということの情報収集を行い、知らないことによる不安をなくして、いざ介護保険参入するという場合には、対応できるようにしていくことを強くお勧めいたします。

次回以降のメルマガにて船井総合研究所が運動器リハビリテーションの施設基準を持っているクリニックは通所リハビリや訪問リハビリの参入を強くお勧めをしている理由について述べさせていただこうと考えておりますが今回のメルマガでは、介護保険とは何かということを大枠としてつかんでいただくことが出来たなら大変光栄でございます。

・介護保険をもう少し詳しく知りたい!
・介護保険に参入しているクリニックの事例を聞きたい!
・介護保険に参入してみたい!
・介護保険に参入しているがうまく収益につながっていない!

そんな悩みのある方は以下のフォームからご連絡ください!
毎月【3名様限定で】経営のご相談をしております。

【経営相談フォームはこちら!】

https://docs.google.com/forms/d/1Ykj-wYEBx10nSfXL8N76Iuc6H58CKOqYULfL1gkXAL4/viewform

最後に、ここまでお読みいただきました方に、経営に役立つ無料マニュアル・レポートをプレゼントいたします。

▼整形外科に特化した経営ノウハウ無料レポートはこちらから
https://byoin-clinic-keiei.funaisoken.co.jp/fairing/booklets_download/report_fairing/

こちらのレポートは全て無料でダウンロードいただけます。
すぐに実践可能な内容が盛りだくさんのレポートとなっているので、是非ご参考にしてください。

 

次回もよろしくお願いいたします。

船井総合研究所
医療支援部
野中達裕


治療の質や満足度を上げ続けつつ、新しい治療法の導入や人材育成などの投資を行うためにも、業績を微増でも良いので上げ続けたいと考えているクリニックの経営者様向けのセミナーのご案内です。

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2024年5月1日(水)16:00~17:30 @WEB(申込〆切:4月24日)
2024年5月2日(木)16:00~17:30 @WEB(申込〆切:4月25日)

 

 
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この記事を書いたコンサルタント

野中 達裕

早稲田大学を卒業。船井総合研究所に入社。看護師、理学療法士、放射線技師、医療事務などの専門職採用に注力し、小規模から大規模の法人の採用まで規模に合わせた幅広く実績を持つ。また、現場での勤務経験を活かし、医療現場の生産性向上のための診療効率化に対する提案に定評がある。

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