目次
いつもめでぃまがをお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の鈴木です。
突然ですが皆さん、クリニック経営をしている中でこんなお悩みはございませんか?
・リハビリの運営を1単位制ではなく2単位制で実施している
・リハビリの売上・生産性を上げる手立てを知りたい!
・リハビリの2単位制から1単位制への移行に苦戦している
整形外科クリニックにおいて、
安定して業績アップをするためには、
【運動器リハビリの生産性向上】は重要な要素です。
今回は、運動器リハビリの生産性向上に欠かせない
リハビリ運営の1単位への移行について解説します。
運動器リハビリの売上を上げたい
1単位制に移行していきたいという先生方は
ぜひ最後までお付き合いください!
2単位制から1単位制への移行の課題とメリットは!?
すでに運動器リハビリを運営されている先生方の中には、2単位(40分)制で実施されている方もいらっしゃるかと思います。
弊社のお客様のクリニックでは、リハビリの生産性を最大化するために1単位(20分)制を導入し、リハビリ予約枠に対しての1単位割合90%を達成されました。
残りの10%は2単位で実施し、主に交通事故患者さんへのリハビリに充てます。
その結果、リハビリの延べ患者数が2倍になり、
計画書算定枚数が増加したことにより、リハビリの売上が向上した事例になります。
それでは、1単位制へ移行する際の課題とメリットをご紹介します!
では、1単位制への移行する場合にどのような課題が挙げられるのでしょうか。
主な課題は以下の通りです。
理学療法士の業務負担:患者さんの入れ替わりが頻繁になるため、業務量が増える
治療時間の短縮:患者さん1人当たりの治療時間が減少する
これらの課題がある一方で、1単位制への移行には多くのメリットも存在します。
1単位制へ移行した場合のメリットを3つご紹介します!
①収益性が高い
1単位割合を増やす事で、1日で運動器リハビリができる患者の予約枠が増えます。
そして、リハビリが必要な方へ新規リハビリを処方して、
その予約枠を埋めていくことで、
2単位制よりも、リハビリ施術する実患者数を増やす事ができます。
例えば、1日20単位を完全2単位制で運用した場合、
1人の理学療法士がリハビリできる患者数は10名です。
しかし、1日20単位で1単位割合を90%にした場合、
1人の理学療法士がリハビリできる患者数は18名に増えます。
これにより、より多くの患者さんを担当できる分、計画書の算定枚数が増え、売上の増加が見込めます。
②レセプト単価の抑制が可能
2単位制で運用している場合、レセプト単価が高くなるため、
集団的個別指導の対象になる可能性が高まります。
1単位制に移行することで、レセプト単価の上昇を抑え、
集団的個別指導の対象になるリスクを減らすことができます。
③当日キャンセルの影響が少ない
リハビリ稼働率を高めていくためには、
リハビリの新規処方や既存リハビリ患者で空いた枠を埋める必要があります。
2単位制では当日キャンセルが発生した場合、
40分の空き枠が生じてしまいます。
1単位制では、20分単位で予約を管理するため、
2単位制よりも予約枠を埋めやすく、
当日キャンセルによる稼働低下の影響を最小限に抑えることができます。
1単位制への移行の重要な点とは!?
ここまで1単位制移行における課題とメリットについてお伝えしてきました。
しかし、最も重要な点は、
現場のスタッフが実際に行動に移すことです。
スタッフが上記のような課題やメリットを理解し、
自発的に移行に取り組むための体制を整えることが、
1単位制への移行の成功において重要な要素となります。
そのため、先生ご自身が1単位制への移行の目的やメリット、
そして課題についてスタッフに説明することが大切です。
説明する際には、スタッフの意見をヒアリングし、
課題解決のための具体的な施策を提示することで、
移行を円滑に進めることができます。
移行への実行段階では、1単位の割合を各月ごとに算出し、
数値データをもとに進捗状況を把握したうえで、徐々に移行を進めていきます。
1単位の割合や稼働率、予約率等の
具体的な数値目標を立て、目標達成に取り組むことが重要です。
2単位制から1単位制への移行により、リハビリの生産性が上がり、
月商2,000万円を達成された事例もありますので、ぜひ取り入れてみてください!
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