整形外科の時流に乗ったマネジメントへの第一歩とは?

2021年07月19日 (月)

科目:
整形外科
コラムテーマ:
IT活用 スタッフマネジメント スタッフ定着率 採用 教育

整形外科クリニックの時流はどうなっているか?

整形外科業界の市場における立ち位置は成熟期にあたります。
無床診療所数は依然として増加しており、各地域の競合数が飽和していく状態です。
競合との競争は、激化または二極化が熾烈になります。

このフェーズでは「他院との差別化戦略の徹底」が、
今後の安定したクリニック経営への鍵となっております。

例えば差別化に関するヒトの課題には以下のようなテーマが挙げられます。

・人財育成 ・運動器リハビリの質の向上
・療法士のマネジメント
・経営理念、ビジョンの浸透
・職種間連携による業務の効率化

特に人財育成への課題については、
・コロナ禍の影響を受けて、新卒の実習が不十分で例年よりも稼働率が低い状態
・運動器リハビリへのキャンセルや離脱が多く、原因をたどると特定のPTの対応が不十分

といった、新卒と既存スタッフそれぞれのコロナ禍特有の課題が目立ちます。
テーマを遂行するには、スタッフの充足や高い満足度の維持が欠かせません。
そしてスタッフマネジメントは、院長先生の指導次第でコントロールが可能な領域です。

では、自院でテーマを実行するにあたって、コロナ禍世代のスタッフはどんな背景があり、
院長先生はスタッフのどういった行動やシグナルに着目してクリニック環境を整えればいいのでしょうか。

コロナ禍世代のリハビリスタッフのリアルを知る

【実習のリアル】
・実習自体がないため、患者さんではなく、学校で架空の症例をグループで対応
・複数人で行うため、優秀な子に評価や考察が集中する
・治療については、分担して調べて対応する

【入職後のリアル】
・治療方法の座学の勉強が多く、対処療法になりがち
・現場慣れしていないこともあり、患者さん対応、他部署とのコミュニケーションが不十分
・従来では、7月稼働率50%、10月稼働率80%を目指すが、3ヶ月ほど後ろ倒しのイメージ

また、キャンセル率が高いPTに多い特徴としては
①院内業務の見学 ②リハビリについての教育
で終わるケースが多く、社会人教育までやっているところはほぼありません。そのため組織人、社会人としての役割が分からないまま業務にあたります。
また、
・自分はリハビリ(自らの持ち場)をやることが仕事で、その他の雑務については+αの仕事だと思う傾向にあります。
・「自分だけ、カネだけ、目先だけ」の視点になり、内向きになりがちです。

このような現状を抱えたスタッフのフォローとして、
弊社のコンサルティングではひとりひとりに対してリハビリのロールプレイングを行い、
スタッフに課題を提示してキャンセル率改善に取り組んでいます。

【スタッフ間のコミュニケーション管理】

・chatwork導入:無料のビジネス版LINEのようなツールを使い、スタッフ間交流や業務連絡の柱とする。    
・good&new:1週間に2回くらいのペースで、身近な良いことと新しく知ったこと、気付きを互いに共有する。
  EX)「ペットのシャンプーをした。気分が良かった。」、「友人が出産した。おめでたい気持ちになった。」
・ワイガヤ会:管理職と先生だけで、テーマを決めずに好きなことを「ワイワイガヤガヤ」話す時間を設ける。

いかがでしたでしょうか。
今回はスタッフの現状と、明日から対策出来そうな提案を中心にご紹介させて頂きました。
何か新しい知見を得ることは出来ましたでしょうか。
知らないことが多かった院長様も、知っていた院長様も、知識として留めておくのではなく、
些細なことからでも隙を見つけて取り組むことが、理想のクリニック作りの近道となることでしょう。

理学療法士の採用・教育やリハビリの展開に悩まれている先生方へ

☑理学療法士の良い人財が採用できるか不安
☑理学療法士のマネジメントに困っている
☑理学療法士の活躍の場を広げたい
☑リハビリを自院の主軸にしたい
☑リハビリのバリエーションを増やして地域貢献をしたい

そんなお悩みや思いを持たれている先生方は
ぜひオンライン視察ツアーにご参加ください。

今回のオンライン視察ツアーは、
医療法人社団 日輝会
うなやま整形外科
理事長 宇南山 賢二 氏を特別ゲスト講師としてお招きし、
オンラインにてクリニック視察ツアーと特別対談をお届けいたします!

たった3年でセラピストを0名から13名の体制にして、
外来の運動器リハビリだけでなく、
通所リハビリ、訪問リハビリも導入されました。

視察ツアーの第一講座では、
この3年で様々な困難を乗り越えてこられた
宇南山理事長およびマネージャー様のインタビューをご用意しています。

リハビリ拡大型クリニックのモデル医院ですので、
先生方のお悩み解決の一助となるはずですので、
この機会にぜひご受講してみてはいかがでしょうか?

▼お申し込みはこちらから▼
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/076556/

無料経営相談を承っております!是非お気軽にご相談ください!

・運動器リハビリの離脱が多くて悩んでいる。
・新卒スタッフのコロナ禍の影響があり、まだ現場で活躍できそうにない。
・スタッフの目標や目線がばらばらで、団結出来ていない気がしている。

など、自院に思い当たることはございませんでしたでしょうか。

ここまでお読み下さった院長様に朗報がございます。
船井総合研究所では、整形外科クリニックの長期的な業績アップを見据えて、まずは無料の経営相談を実施しております。
30分ほどお時間を頂き、クリニックの現状の不安要素や今後の目標を照らし合わせてご相談を承ります。
ご希望が合うようでしたら、ご支援のかたちを取らせて頂き、毎月継続して担当のコンサルタントが貴院だけの経営環境づくりに奔走させて頂きます。

無料の経営相談だけでもどうぞお気軽に、是非この機会にご検討下さい。
より良い医院となるための一助となれば幸いです。

無料経営相談はこちらから>>

 

 

この記事を書いたコンサルタント

市川 里穂

無料経営相談のお問い合わせ
contact us

WEBからのお問い合わせ

お問い合わせフォームはこちら

お電話でのお問い合わせ

0120-958-270 (受付時間 平日9:00~18:00)0120-958-210 (受付時間 平日9:00~18:00)

病院・クリニック経営.comを見たとお伝えください。

デジタル化戦略レポート

×
医療・介護向けM&A

×