採用も“求人を出していても、自然に申し込まれない”時代へ
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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の先森仁です。
厚生労働省「一般職業紹介状況」によりますと、
2022年7月の全国の有効求人倍率は、1.29倍となっており、上昇傾向にあります。
また、保険医療サービスにおいては、2.99倍と求職者にとっては、仕事を選びやすい状況が続いています。
ここ最近、職種・地域を問わず、採用に苦戦をされているクリニックさんが非常に増えている状況ですが、
現在、皆さんどのような採用対策をされているでしょうか?
ハローワークに登録する
ホームページに求人を出す
今までは、それだけで応募があったかもしれませんが、直近いかがでしょうか?
求職者は、求人倍率の観点でいえば、1名あたり2.99件から働く場所を選択できる状況です。
そこで、今回は「採用も“求人を出していても、自然に申し込まれない”時代へ」についてをお伝えしたいと思います。
まずは、求職者に“選ばれる”ことを考える
少し話題がそれますが、集患は読んで字のごとく、患者さんを集めることです。
ここ数年で、集患に対する意識が高まってきて、
ホームページ、口コミ、リスティング広告対策
などを進めるクリニックさんが増えて参りました。
その際、患者さんに来院して頂きたいので、
クリニックのアクセス
クリニックの診療やリハビリの良さ
スタッフさんの雰囲気の良さ
を、患者さんに知ってもらおうと考えられると思います。
では、採用の場合はどうか?というと、
求職者にクリニックを“選んでもらう”ために、
集患と同様に、ホームページや採用媒体の対策が必要となります。
冒頭にもお伝えしましたが、
「採用媒体に出せば応募はある」
という状況は終わりを迎えつつあります。
“選んでもらう”ということにピンと来られなかった先生もいらっしゃるかもしれませんが、
まずは、患者さんと同様に求職者に選んでもらえる環境設定が必要です。
どうやって、求職者に“選んでもらう”か?
過去に、PTさんの採用について触れたことがありますが、
今回はもう少し一般的な内容でお伝えいたします
集患と同様、採用においても競合との差別化が重要です。
競合との差別化を産みだすために、どの業種の採用でも最低限抑えるポイントをお伝えすると…
①クリニックの理念
院長の考えをしっかり伝えて共感できる方を事前につかむ
②求めるスタッフ像
クリニックにマッチしない方の面接時間を割かずにすむ
③クリニックでの成長イメージ
教育環境・習得できる資格やスキルを提示する。在籍して、どのような時期にどれくらいの給与や役割を担えるかのイメージをつける
④スタッフさんのリアルな声
実際に働いている方がイメージできる
⑤条件面
福利厚生、休み、勤務時間など競合と比較して充実しているか(無理に変更しなくても大丈夫です)
このあたりは欠かせないポイントになります。
また、詳細はここでは割愛いたしますが、採用における求職者との関わり方も重要です
現在、掲載されている求人情報を見直して、求職者に選ばれる確率を少しでも上げていきましょう。
今回は、「採用も“求人を出していても、自然に申し込まれない”時代へ」についてお伝えしました。
今後のクリニック経営にお悩みの先生は、お気軽に弊社の窓口よりお問合せくださいませ。
1回限りではございますが、30~60分の無料経営相談を実施しております。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
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クリニック経営において、どのステージにいらっしゃる先生にも、今後の取り組みの最適解を見つける一助になれば幸いです。
当日皆様のご参加を心よりお待ちしております。
この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。