今すぐできる!周りと差をつける採用対策
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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の先森仁です。
4月より新しい年度が始まり、スタッフさんの入れ替わりが生じるタイミングかと思います。
特に3-4月は環境が変わることが多く、12-1月、7-8月のようにボーナス後を狙った計画的な退職は多くないため、突然スタッフさんが退職せざるを得ないこともあるかと思います。
そこで、欠員補充をするためには、とにかく早く採用したい…
とにもかくにも、採用媒体に求人を出すしかないのですが、そうは簡単に応募があるというわけではない…
そこで、今回は「今すぐできる!周りと差をつける採用対策」についてをお伝えしたいと思います。
採用における差別化要素とは?
マーケティングにおいて、差別化する要素は8つあるといわれています。
①立地②規模③ブランド力
④商品力⑤販促力⑥接客力⑦価格力⑧固定客化
の8つであり、
①~③はすぐに変えられない要素
④~⑧は比較的すぐに変えられる要素
として挙げられます。
集患の場合は、ターゲットは患者ですが、採用の場合は求職者です。
ここで、求職者に向けて訴求できる「比較的すぐに変えられる要素」④~⑧について、簡単に説明すると、
④商品力
→募集条件、およびそれらの見せ方(採用サイトや採用媒体)
⑤販促力
→多くの媒体に掲載すればするほど良い。媒体によっては、投資も必要
⑥接客力
→応募者との接触頻度、連絡時の親身な対応
⑦価格力
→周辺競合と比較した際に、給与は平均より上回らないと厳しい
⑧固定客化
→入職してからの満足度が高ければ、求職者対応やリファラル採用など、良い印象を今後の求職者に与えられる(※これは時間を要します)
といったことになります。
ただ、採用サイトの作成には数か月時間を要したり、
募集条件の変更も即時対応すること自体は可能ですが、安易に給与を上げれば既存の方との調整が必要になったりと、
「今すぐ」というわけにはいかない要素もあります。
応募者への対応は今すぐ変えられる
応募→採用につなげるために今すぐ対応できることは何か?
まずは、とにもかくにも求人を出していること自体が知られなければいけないため、多くの採用媒体を用いることは必須となります。スピード感が求められる場合は、小さくない出費がありますが紹介会社の利用なども必要となります。
では、他に対応できることか何か?
今すぐにできることであり、効果的なものは、「応募者への対応」になります。
日々の診療で忙しいと、応募者の対応が遅れがちになります。
求職者は、複数の採用媒体を使って、複数の医療機関を比較・検討しています。また、求人検索の際は、スマートフォン利用が8割以上です。
そのため、応募確認して、すぐ連絡(理想は3分以内)をすれば、応募者との連絡がつきやすく、見学・面談に繋がる可能性は高くなります。知らない番号の場合、応募者が電話に出ないケースもありますので、留守電やショートメッセージの利用が有効となります。
応募者の即時対応ができたら、次は親身な対応で差をつけます。
応募者に対して、「来てほしい」という想いや「メリット」を伝えることで、条件面では出せない差別化ができます。
また、見学や面接が近づいた際には、リマインドの連絡は欠かさず送るようにしましょう。
その際、
・「○○さんは誠実な印象を受けます」など、印象をお伝えすると、そのような行動に繋がる
・「お会いできることを楽しみにしている」など、応募者の温度感を高め、誘導をやりきる
ができると、より採用が近づいてくるはずです。
今回は、「今すぐできる!周りと差をつける採用対策」についてお伝えしました。
今後のクリニック経営にお悩みの先生は、お気軽に弊社の窓口よりお問合せくださいませ。
1回限りではございますが、30~60分の無料経営相談を実施しております。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
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この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。