リハビリに積極的に通ってもらうには?【キャンセル・離脱が気になる院長は要チェック】

2022年02月09日 (水)

科目:
整形外科
コラムテーマ:
経営計画/経営管理 在宅医療 スタッフマネジメント 採用 接遇

いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の伊佐常紀です。

☑ リハビリの新規患者は処方は多いはずなのに、
  なかなかリハビリの稼働率が上がらない(離脱が多い)
☑ キャンセル率は5%以上
☑ リハビリの初回対応の精度を上げたいが、
  何から取り組めばいいかわからない
☑ リハビリの患者満足度を上げたい

そのようなお悩みを持つ理事長・院長は
ぜひご一読ください!

リハビリにおいて患者満足度が上がらない理由

リハビリテーション医療において、
患者満足度を上げる要素の一つとして、
「患者さんに積極的に治療に参加していただくか」があり、
特に重要な要素です。

しかし、現実に起こっているのは、
医療者は医療の知識が豊富であるが故に、
医療に関する知識がない患者に対して、
・特に説明がない
・説明したとしても難しい専門用語での説明
・結果的に医療者による一方的な治療 により、
患者が治療に対して受け身になることが多くあります。

こういった医療の提供の仕方では、
当然ながら患者からしたら、
「よくわからないのに、触られている」
「この治療って必要?」
「足が痛いのに違う場所を触っている」
「来なくても治るのではないか?」
と不信感を抱きかねません。

その不信感や疑問をぶつける患者もそう多くはいません。

結果的に満足度が上がることがなく、
キャンセル・離脱に繋がりますし、
経営にとっても、患者にとっても、
デメリットしかありません。

患者側から積極的にリハビリに通っていただくコツ

近年、
「共有意思決定(Shared Decision Making)」
といったような概念も注目されておりますが、
要は患者にも治療に関わる意思決定に参加していただき、
リハビリや治療に対して積極的になってもらうことが大切です。

一般的には、
「治療目的の説明」、
「患者のニーズに基づく目標設定と期間」など、
「患者への情報提供」はできているセラピストは多いです。
(できていないと要注意)

ただ、患者が理解できるように
分かりやすく説明できているか、、となると、
難易度が上がってきます。

さらに、難易度が高くなるのが、
「治療内容を理解できているかの確認」
「伝えた治療に納得しているかの確認」
「そもそも設定した目標があっているかの確認」など、
【治療に繋がる情報収集】ではなく、
【治療を伝えた後の情報収集】ができることです。
(参考文献:尾川ら, リハビリテーション領域におけるShared Decision Makingの実践に必要な行動 -身体障害領域を中心としたフォーカスグループインタビューの結果-, 日本プライマリ・ケア連合学会誌, 2018,
41, 2, p. 53-59.)

ぜひ一度、
セラピストの皆様と一緒に
リハビリに積極的に通っていただける方法について、
見直してみてはいかがでしょうか。

次回は弊社の小栗より、
「コロナ禍の今だからこそできることを!」を配信します。

ぜひお楽しみに!

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この記事を書いたコンサルタント

伊佐 常紀

プロフィール詳細

神戸大学大学院にて、博士号(保健学)を取得。複数の査読付き英語原著論文を執筆。理学療法士として整形外科クリニック、看多機に5年間勤務。研究活動、臨床経験と幅広い経験を活かして、地域の中で生涯を健康に過ごせる社会を実現するため、一つひとつの法人が抱える課題に寄り添い、院長やスタッフの皆様が目指す医院作りをサポートしている。

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