やることは実はまだまだいっぱい!クリニックの限界を打破するための攻めと守り
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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の先森仁です。
最近、整形外科のクリニックの先生方とお話をしていて、よく耳にするお言葉して、
「患者さんも来てて、場所もアッパーに来ているし、この状態が維持できれば良い」
「だいぶ患者さんが来てて、良い感じだと思うから、次に何をしたら良い?」
前者のタイプの先生の場合は、
もうこれ以上業績アップできないのではないか?というお悩み
後者のタイプの先生の場合は、
現状が上手くいっているという認識のもとで、より次の展開を考えたいというニーズ
が、根底にはあるように感じています。どちらかというと、前者のような先生が多くなられている印象です。
この10年間の間で、整形外科クリニックにおいては、運動器リハビリを実施して、業績をあげられた先生も多くいらっしゃるかと思います。
ただ、運動器リハビリが当たり前となり、近隣クリニックと運動器リハビリという「商品力」での明確な差別化が難しい中で、取り組むべきことは、実はより広範囲で複雑になっています。
そこで、今回は「やることは実はまだまだいっぱい!クリニックの限界を打破するための攻めと守り」についてをお伝えしたいと思います。
クリニック経営がプラトーな状態の実態
冒頭でも申し上げましたが、運動器リハビリが整形外科クリニックにおいて、少し前は「商品力」の観点で差別化になっていました。
かなり雑な説明とはなりますが、PT採用して、運動器の処方を出して、患者さんが定着してくれて、物療よりも単価が高くて…という流れで、ある意味自動的に業績は良くなったと思います。
しかし、場所・人員的、対応できる患者数の観点で、どうしても上限は見えてきてしまいます。
こうした状況の中で、現状は“それなり”に売上は上がり、“それなり”にクリニックも回っていると思いますので、特に変えなくても問題ないと感じてしまうのではないかと思います。
しかし、現状のままで数年は上手くいっても、増加したスタッフのマネジメント、増加した患者数に伴う待ち時間の増加、クローズな環境になりやすいリハビリ科の不十分な稼働などが実は放置されているケースが多々あります。
クリニックの限界を打破するための攻めと守り
それでは、先生方が感じられているクリニック経営の限界をどのように打破していくかを考えていきます。
まず、「攻め」につきましては、集患が中心となります。
患者さんがまずまず来ているとなっていても、今後、後期高齢者の負担割合のアップ、または算定日数超えのリハビリの引き締めの可能性を考えると、長期通院している方(※来院数はこれにより多く見える)に依存することはやはりリスクとなっていきます。
計画的な治療スケジュールを決めて、患者さんをしっかり治療しつつ、新しい患者さんが来院できるサイクルを構築していく必要があります。
新規の患者さんの獲得には、特にWEBの対策が必要となります。
かなりメジャーになってきましたが、ホームページ、SEO・MEO対策はもはや欠かせないものとなっています。
次に、「守り」についてですが、これはクリニック内部の話となり、非常にテーマが多岐に渡ります。
先述したように、増加したスタッフのマネジメント、増加した患者数に伴う待ち時間の増加、クローズな環境になりやすいリハビリ科の不十分な稼働は潜在的な課題として、よく挙がります。
また、ライフプランやキャリアアップにより、スタッフさんの入れ替えがどうしても出てくる中で、特定のスタッフさんの能力に依存し、組織の新陳代謝が起こりづらい状況になってしまうケースもあり得ます。
今後はどの職種においても、採用・教育・リーダー育成に早めに着手していくことが、永続的に安定したクリニック運営に必要な要素になってくるでしょう。
今回は、「やることは実はまだまだいっぱい!クリニックの限界を打破するための攻めと守り」についてお伝えしました。
今後のクリニック経営にお悩みの先生は、お気軽に弊社の窓口よりお問合せくださいませ。
1回限りではございますが、30~60分の無料経営相談を実施しております。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
安定して月商2,000万円を超える整形外科クリニックの作り方
多くの整形外科クリニックの院長先生から、
「クリニックがどこまで成長できるか?のイメージが湧かない」
ということをお伺いします。
医院の業績アップ対策は、クリニックの成長段階でさまざまです。
新規患者の集患は当然ですが、
来院いただいている再診患者の固定客化や通院コントロールなど、
クリニックの状況に合わせた対策が必要です!
今回は月商2,500万円(年商3億円)までに必要な
安定して月商2,000万円を実現させるための売上計画の立て方から
アクション実行までを学んでいただき、
今後の医院経営の一助となりましたら幸甚でございます。
この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。