目次
いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。 船井総合研究所の先森仁です。
皆さまの医院では、掲示物をどのように活用されていますか?
・保険証の提示のお願い
・診察やリハビリの案内
・疾患の説明
・検査のご案内
・自費治療などの流入
様々な場所に、様々な目的で掲示をされていると思いますが、先生方が改めて掲示物を見直したときに、それらの掲示物は果たして患者さんはご覧になられているのでしょうか?
もし、そうでないと感じられたときに、その理由は何で、どう改善したら良いでしょうか。
今回は、院内掲示物についてお話させて頂きます。” “いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。 船井総合研究所の先森仁です。
皆さまの医院では、掲示物をどのように活用されていますか?
・保険証の提示のお願い
・診察やリハビリの案内
・疾患の説明
・検査のご案内
・自費治療などの流入
様々な場所に、様々な目的で掲示をされていると思いますが、先生方が改めて掲示物を見直したときに、それらの掲示物は果たして患者さんはご覧になられているのでしょうか?
もし、そうでないと感じられたときに、その理由は何で、どう改善したら良いでしょうか。
今回は、院内掲示物についてお話させて頂きます。
掲示物における”AI”とは?
まず、””AI””とは愛でも人工知能でもありません。
アイドマ(AIDMA)の法則という、消費者の購買行動プロセスを説明する様々なモデルの大元であり、その先頭2文字のことを本メルマガでは指します。
アイドマの法則は、
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)の頭文字を取ったもので、
標準的な購買プロセスだと説明しています。
それでは、””A””と””I””について、患者さんの注意と関心を引くためにどうすれば良いか?
掲示物の構成要素は、文字(大きさ・フォント)・配色などございますが、当事者意識を与えるキャッチコピーが重要です。
例えば、直近ではインフルエンザの予防接種をされている医院さんも多いと思いますが、
「インフルエンザの予防接種をやっております」
「インフルエンザが流行する季節となりました」
「インフルエンザの予防接種はお済でしょうか?」
「インフルエンザの予防接種を受けると、感染率が○%低下します」
「インフルエンザの予防接種を100名分承っております」
「インフルエンザの予防接種が残り5名分となりました」
いろんな文言が考えられ、ご意見も様々だと思いますが、後半になればなるほど、予防接種を受けないと当事者意識を与える文言になっていると思います。
要は、相手に対するメリットまたはデメリットを訴求できるかがポイントになります。
この例でいけば、
インフルエンザの予防接種を受ければ、インフルエンザに罹患する可能性が下がるというメリット
インフルエンザの予防接種を受けないと、インフルエンザの罹患してしまうというデメリット
となりますので、インフルエンザの感染率低下というメリット、またはインフルエンザの予防接種が受けられなくなるデメリットを文言にしてみたということです。
また、メリットを享受できることより、デメリットを被りたくないことへ訴求するほうが有効といわれております。
患者さんへ診察やお願いごとをする際の掲示については、メリット・デメリットは訴求しづらいと思われます。
例えば、お薬手帳提示の依頼の場合などは、薬が把握できないと誤った処方をすることになるデメリットを掲示することなどが可能です。
どうやって、注意と関心を引く掲示物にするか?
掲示物については、自作物、製薬会社さんが提供している資料と様々かと思います。
改めて、それらを確認したときに、前述したものは訴求できているでしょうか?
よく見られるケースは、
①掲示物が多すぎて、注意・関心が散る
②文字が多すぎて、読む気にならない
③難しい言葉や専門用語が多く、理解できない
だいたい、このあたりになります。
①につきましては、まず、骨粗しょう症のもの、診療の説明など種類をそろえて整理します。そして、患者さんのメリット・デメリットを訴求できそうなもの、診療・治療・検査内容の説明を絞って掲示物を間引きしていきます。
②・③につきましては、自作のものであれば、文字数を減らし、難しい言葉は容易な言葉に変換します。また、写真や動画、場合によってはサイネージの活用も有効です。医療機関の掲示物は、あまり「患者さんの行動を引き出す」ために作成されているものが少ないため、受付さんなど専門職でない方にチェックして頂くのも良いと思います。
最近増加しつつある自費診療への誘導の場合は、院内誘導のケースも多く、ホームページと異なり表現の規制も弱いため、積極的に院内掲示を活用していきましょう。
今回は、院内掲示物についてお伝えしました。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
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この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。