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整形外科クリニックが運動器リハビリを導入する理由の1つに、リハビリの売上アップおよびクリニック全体の売上アップが考えられます。
しかし実際には、運動器リハビリを導入したものの、「思ったほど売上が伸びない」という先生からのご相談を弊社は多くいただいてきました。
売上が伸びない原因として、「PTの稼働率が低い」ことが考えられます。
そこで今回は、リハビリ売上を伸ばす上で把握すべき、現状のPTの稼働率を把握する方法、そして、PTの稼働率が低い場合に考えられる3つの要因についてご紹介いたします。
リハビリ売上を伸ばすために把握すべきPTの稼働率
皆様のクリニックは、リハビリに関する数値管理を行っていますでしょうか。
また、リハビリの稼働率およびPT1人当たりの稼働率は把握されていますでしょうか。
PT1人当たりの稼働率はリハビリ全体の売上に大きく関わります。
今後、リハビリ売上を伸ばしたい先生方は、この機会に是非、自院のPT1人当たりの現状の稼働率を把握していただければと思います。
PT1人当たりの稼働率を知るためには、以下の2つの指標をもとに計算します。
予約枠単位数・・・PTが取得できる単位枠数
取得単位数・・・PTが実際に取得した単位数
PTの稼働率・・・取得単位数÷予約枠単位数
以下、具体的な数値を用いて解説いたします。
【例:A整形外科クリニック】
PT人数・・・1名
予約枠単位数・・・20単位/日
取得単位数・・・平均16単位/日
診療日数・・・20日間/月
これらの数値を基にA整形外科クリニックの、PT1名の稼働率は以下のように算出できます。
・20単位×20日=400単位
(1日の予約枠単位数)×(診療日数)=(月間予約枠単位数)
・16単位×20日=320単位
(1日の平均取得単位数)×(診療日数)=(月間取得単位数)
・320単位÷400単位=80%
(月間取得単位数)÷(月間予約枠単位数)=(PTの稼働率)
このように、A整形外科クリニックのPT1名の月間稼働率は80%となります。
弊社のご支援先のクリニックでは、毎月の稼働率を把握し、数値による効果判定を行いながら、成果の出る取り組みを進めています。
そして最終的には、PT1人当たりの稼働率を95%にすることを目指していただくよう弊社はお伝えしています。
もちろん、PTの稼働率アップには、自院のPTの現在の稼働状況やスキル/組織の成熟度に合わせて適切な目標設定を行うことが重要です。
PTの稼働率が低い場合に考えられる3つの要因
現状のPTの稼働率を把握した後は、稼働率95%に満たない要因を分析、改善に向けて取り組んでいく必要があります。
PTの稼働率が低い主な要因としては、以下の3つが挙げられます。
①リハビリ処方数が少ない
→PTの予約枠に対してリハビリ処方数が不足している場合、
予約枠に空きが発生し、PTの稼働率が低下する一因となります。
②患者さんの通院頻度が不規則
→患者さんの通院指導をしっかりと行っていない場合、
リハビリの予約枠を計画的に埋めることができず、
空き枠が発生してしまう一因となります。
③患者さんのキャンセル・離脱が多い
→リハビリの当日キャンセルや離脱が多い場合、
リハビリの空き枠が発生し、PTの稼働率が低下してしまう一因となります。
上記の3つがPTの稼働率が低下してしまう主な要因になります。
各要因に対する具体的な対策内容や稼働率を上げるための運営体制作りの詳細については、7月~8月のセミナー
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にてご紹介いたしますので、ぜひお申込みいただければと思います。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
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3日目:2024/07/28 (日) 16:00~17:30@WEB(申込〆切:7月24日)
4日目:2024/08/03 (土) 16:00~17:30@WEB(申込〆切:7月30日)
5日目:2024/08/04 (日) 10:00~11:30@WEB(申込〆切:7月31日)
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この記事を書いたコンサルタント
髙橋 一生
大学で政治学を専攻。学生時代に、「医療業界への価値還元」を公約と掲げる横浜市議会議
員の下でインターンシップを経験。船井総合研究所に入社後、集患対策から診療効率化など
を通じて、クリニックの業績向上や医療従事者の方々の働き方改革を目指してコンサルテ
ィングを実施している。