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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の先森仁です。
新年が始まってから、20日ほど経ちますが、
2月3月と早く進んでいき、次年度の始まりもあっという間に訪れます。
年度が変わるに伴い、新しいスタッフさんが確定されているクリニックさん、
またこれからスタッフ採用を進めていくクリニックさん
様々だと思われますが、新しいスタッフさんに必要になるのが「教育」になります。
新卒・中途、職種毎によってバラバラだと思いますが、今回は「教育」に関するお話をさせて頂きます。
教育において、まず準備すべきもの
教育とひと言でいっても、教えることはいくつかありますが、
入職された段階でまず必要なことは、
①業務内容
②(新人の場合は特に)社会人教育
このふたつとなります。
まず、業務教育において、必要になるのはマニュアルの説明です。
すでに整備されている医院さんも多いと思いますが、
まだ整備されていない場合は、業務の棚卸、つまり今やっていることを列挙することです。
手順としては、例えば受付さんの場合を考えると、
業務は大まかに「受付」「問診」「説明」「会計」といった具合に分類されると思います。
業務を大まかに分類されたら、業務毎にやっていることを具体的に書き出していきます。
書面上で残していくのも良いですが、
写真や動画を交えると分かりやすさがアップします。
マニュアルが整備されたあと
マニュアルが完成したら、それで終わりではなく、
新しいスタッフさんに実際教育して、落とし込む必要があります。
マニュアルを見ておくだけでは当然身につかないため、
医療では特に、実践しながら身に付けていく
「OJT」という形式が採用されるケースが多いです。
これは、現在の働き方に対する考え、
つまりは、教育の時間を捻出するために残業する時間を作らないためにも、
大変重要です。
教わる側は、新卒であっても、中途であっても、
新しいことをまずはしっかり聞き入れてもらうためにも、
メモは必ず携帯させるようにしましょう。
そして、教える側と教わる側で、
「教えた」「教えてない」
「わかった(つもり)」「わかっていない」
を整理するために、マニュアルにチェックリストを設けて、
日付や習熟度を教える側・教わる側双方の視点で、
チェックしていきましょう。
社会人教育について
医療従事者の教育課程での課題として挙げられるのは、
実習や就職活動で、一般就職ほど、
社会人スキルやマナーを身に付ける機会が少ないことが挙げられます。
また、入職しても社会人教育について、研修を行っている医院も少なく、
患者対応または仕事の取り組み方に影響するケースは
多く見られます。
弊社でも、医院さんに向けて、社会人研修を行う事例もあり、
長い目で見たときに、重要な教育となります。
業務のやり方のベースは、マニュアル作成とOJT体制による指導とチェック
業務のあり方のベースは、社会人教育
で体得していく必要があり、その整備を今のうちに見直していきましょう。
今回は、スタッフ教育に向けた準備についてお伝えしました。
今後、ますます競争が激しくなる整形外科業界において、より良い診療・治療を患者さんに提供でき、地域に頼られるクリニックづくりの一助となれば幸甚でございます。
次回のメールマガジンもお楽しみに!
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この記事を書いたコンサルタント
先森 仁
前職では、理学療法士として疾患・医療介護問わず幅広い臨床経験、修士課程でのフィールドワーク・研究活動経験を活かし、“現場の課題をしっかり把握・分析し、早期に業績・利用者満足度の向上をします。
特に、整形外科クリニックを中心に、リハビリテーション科の稼働率アップ、教育体制の構築、運動療法の充実および通所リハビリの立ち上げ→稼働率アップを行ってまいります。