目次
皆様、こんにちは
株式会社船井総合研究所の久保田です。
本コラムでは、眼科クリニックの経営者様にお役立ちになるような情報やご案内をお送りしております。
眼科クリニック業界の時流変化
業界の動向・時流についてですが、業界全体として厚生労働省が発表している医療費の動向からみても、眼科全体では前年対比ではプラスに転じてきております。
全国各地の眼科クリニックの先生方とお話させていただいております、我々コンサルタントの現場からの視点をみても、コロナ禍の影響もありまだ状況によってはオペを控えている印象もありますが、患者様の動きが戻ってきている印象でございます。
より厳しくなっているのは採用についてです。
どのエリアでも採用は厳しく、従来とは考え方や方向性を変えていく必要性があります。
具体的には、いかに離職を減らし自院で長く働いていただくかという定着化の観点がますます重要になります。
ここ数年の動向としては、コロナ期間で控えていた開業の動きを含めて、開業が増加しております。
日本は人口減少が続きますので、業界全体としては今後より競争が厳しくなります。経営を考えていくうえでも、いかに周囲のクリニックと差別化をし、患者様から選ばれるクリニックになるのかが重要になります。
2023年以降、眼科クリニック経営において持つべき視点
業界全体が成長期から成熟期に進み、競争が激化していく中では、従来までの開業すれば自然と患者様が集まり、クリニック経営ができていくという時代は終わり、より経営面においても「いかに患者様に自院に来院いただけるか」が問われるようになります。
まずは、「○○(エリア名)で眼科に行くなら●●眼科クリニックだよね」と自院の診療圏内の患者さんに自然と考えていただけるような、いわゆる地域一番院に到達することが第一になります。
地域一番院になるためには、次の3つの戦略が必要になります。
・アナログ×デジタルの多方面マーケティング戦略
・自院における独自固有の長所の磨き込み、患者別/疾患別の一番化戦略
・採用の悩みを減らし、生産性を上げる採用・人財戦略
地域一番院を目指すうえで3つの戦略を推進しながら、その中で2023年は何に取り組むべきか?
2023年の眼科クリニック業界の時流予測をまとめた無料ダウンロードレポート(ご希望の方への経営相談特典付)も公開させていただいております。
こちらからダウンロードが可能ですので、是非ご活用ください。
同じテーマで記事を探す
この記事を書いたコンサルタント
久保田 駿
首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。