多様化する口コミ・レビュー
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眼科クリニックのコンサルティングをしている野田です。
当メルマガ・コラムは、眼科クリニック・眼科診療所の経営課題について、
コンサルティングの医療現場で実際に起きていることをもとに、解決方法になるヒントをお伝えしています。
多様化する口コミ・レビュー
近頃、Googleを筆頭に口コミが多様化する傾向にあります。
患者さんから頂く口コミは歓迎ですし、良い口コミだけでなく、悪い口コミも真摯に受け止めるべきところはあります。
仕組み上、クリニック側から返信できるサイトも多いと思いますので、余裕を見て返信されたほうがやはり良いのは間違いありません。
ただ、数や質によってはなかなか難しいと感じる先生も多いと思います。
最近、課題に感じていることは全国的に業者による口コミ、明らかな嫌がらせ口コミが増えています。
業者による口コミは言語道断、許されるべきものではありませんが、システム上書き込めてしまうサイトも多く、患者さんでなくてもレビューを書きこめてしまうところにその課題があります。
このような口コミは医療機関に関わらず、他の業界でも騒がれては規制が強化されるなど歴史があります。
飲食系の口コミサイトも、店側による良いレビューの書き込みなどの問題を経て、個人認証をするようになりました。
大手ECサイトも、個人認証をして、自社サイトからの購入者の表記などを追加するようになりました。
ただ、どれも結局は、お店のお客様、購入者でなくてもレビュー投稿ができる仕組みのまま、事業者側が弱い立場にあります。
多くの方は利用後のレビューという流れで投稿していますが、一部嫌がらせや競合によるレビューと想定されるものも見受けられます。
その他にクリニック都合でもったいないと思う評価の低い口コミもあります。
眼科の場合は、例えば9月に入り患者数も増えるなどで初CL、眼鏡処方を一部制限しているクリニックも増えていると思いますが、それが患者様に伝わっていないことで、それを目的に来院された患者様がCL・眼鏡を作れないといった不満が出ます。それを口コミされてしまうのは、こちら側にも落ち度があります。
そうしないためにも、ホームページはもちろんのこと、院内掲示、LINE・インスタグラムをはじめとしたSNSでの発信もしていく必要があります。
口コミやレビューが気になる度合いは先生方それぞれだとは思いますが、口コミ・レビューの大概は結果論ですので、通常であれば読者の先生方のクリニックであれば良い口コミもいただけると思います。先述の一部の悪質なものを除き、もったいない低評価口コミなどは減らせるよう意識していただけるとよろしいかと思います。
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この記事を書いたコンサルタント
野田 陽一郎
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