自院でのストレスを少なく、白内障手術を増やしていくための順番とは?

いつもめでぃマガをご覧いただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の久保田です。
本コラムでは、眼科クリニックの経営者様にお役立ちになるような情報やご案内をお送りしております。

今回は、「自院でのストレスを少なく、白内障手術を増やしていくための順番とは?」というテーマについて、お話させていただきます。

オペを自院で実施されている眼科クリニックにとっては、マーケットの大きい白内障手術を伸ばすことが一つの目標となります。

特にここ数年は外部環境からも思うようにオペを伸ばせなかった医院様が多く、新型コロナウイルスが収まってきたこのタイミングでよりクリニックを成長させていきたいと皆様お考えではないでしょうか。

ただし、白内障手術を増やしていくためには順番(戦略)があります。

この順番を間違えてしまうと、
「人員が不足。スタッフが疲弊してしまい前に進めない」
「外来数が不足し、予約枠が埋まらない」
「いまの体制で診療・手術が手一杯で手術を増やす余裕がない」
といった問題に躓き、思うようにその先のステージに進みづらくなることがありますので、注意が必要です。

では、白内障手術を伸ばしていくための順番とは?

我々もセミナーの際には必ずといっていいほどお伝えするのですが、白内障手術だけを伸ばそうとするのではなく、ベースとなる外来患者数をいまの自院の体制でいかに最大化するかがポイントです。

①外来患者数の最大化

まずは、基礎ベースとして外来患者数を増やしていくことが必須です。
経営的には勿論ですが、患者数が増えていくことで白内障手術該当患者数もその中から一定数増加していきます。
白内障に該当する患者様を狙って集患をすることも可能ですが、まずはこのベースとなる外来患者数を自院の上限まで集患することが重要です。

②外来患者診療の効率化

①で外来患者数の増患の次には、より多くの患者様の満足度を下げずに、一人当たりの時間を短く診療する「診療効率化」が必要になります。
「患者様満足度を落とさないこと」と「患者様一人当たりの診療時間を短くする」ことは相反する内容であると感じられるかもしれませんが、満足度を下げずに診療できなければ、せっかく集患した患者様がリピートで自院にきてもらえず、①のフェーズに戻ることになってしまいます。
各部門のオペレーションを見直しながら、地道にマイナス10秒を積み重ねることで、より多くの外来患者数を診れる体制を作ります。
①②でベースとなる外来患者数を最大化できると、オペ数も準ずる形で伸びていきます。

③手術件数(枠数)の増加

外来患者数の最大化ができ、オペ数も増え、予約枠数が埋まるようになってくれば、手術枠数の拡大がどこかのタイミングで必要になります。
手術枠数についても、可能な限り現体制での最大化を図りつつ、拡大に応じた採用活動も必要になります。
さらに診療・手術で院長先生自身が手一杯にならないよう、ドクターでなくてもできる仕事をスタッフに移行していくことも並行して進めなければなりません。
ドクターとスタッフの分業ができ、手術件数をより多く実施できれば、白内障手術を中心に生産性の高い眼科クリニックが実現します。

外来数、手術数を順調に伸ばせたとしても、効率化や分業・組織化といったことを置き去りにしてしまうと院長先生・スタッフが疲弊してしまい、その先に進みづらくなってしまいます。
一方で、ベースとなる患者数が増加・定着する前に人員採用をしたり手術枠数を増やしたりすると、結果として手術枠数が埋まりきらず人件費率が高くなってしまうことも少なくありません。

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この記事を書いたコンサルタント

久保田 駿

プロフィール詳細

首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。

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