眼科クリニック経営のターニングポイント

2021年03月25日 (木)

科目:
眼科
コラムテーマ:
経営計画/経営管理

いつもめでぃまがをお読みいただきましてありがとうございます。眼科コンサルタントの野田です。

今回は眼科クリニック経営のターニングポイントとしてお送りします。
眼科クリニックを開業された後、いくつものターニングポイントがありますが、よくあるターニングポイント、そこでの課題、乗り越え方をお伝えしたいと思います。
詳細はまた病院・クリニック経営.com(https://byoin-clinic-keiei.funaisoken.co.jp/eye/)に後日コンテンツをアップしますのでお楽しみに。

眼科クリニック経営のターニングポイントは、凡そ3年目、5年目、10年目頃にやってきます。
もちろん状況によって前後しますが、わかりやすくまとめると凡そ上記のポイントなりますので、それぞれ解説します。

まず開業後に多くの先生方が感じるターニングポイントは凡そ開業から3年目頃です。

継承されて初日から患者さんが50名、60名来ているクリニックでなければ、開業1年目は患者さんの来院数が1日20名、30名台という日も多いと思います。
この間、オープニングスタッフの離職、想像以上の事務作業など慣れないことや想定外のことはあるかと思います。

しかし、本質的なターニングポイントは、先ほど申し上げた3年目頃にやってきます。
それは患者数もなんとか安定し、スタッフさんも定着し、先生ご自身が開業以降一息つけるタイミングだと思います。

ここでの課題は、まだまだ増患対策が必要であることです。
この段階ではなんとか安定した段階であり、目指していた姿にはほど遠いため、勤務時代にはあまり考えなかった患者さんを呼ぶ(増患)ということをまだまだ真剣に考える必要があります。
腕はもちろんのこと、それだけではなかなか患者さんに知っていただけないのが開業医です。地道な増患対策が必要となります。

 

次に感じるターニングポイントは凡そ開業から5年目頃です。

これは増患効果や近所の患者さんにも知っていただき、だいぶ経営的にも安定した状態になっている時期です。
近年では開業5年で1日平均100名前後来ていただいている弊社クライアントの先生方も増えてきました。

ここでの課題は、この先どうするかという先生ご自身にあります。
このまま安定していれば十分にやっていける、でも慣れてしまってこのままでいいのか?とお感じになる先生が多い時期です。

新しい機器も欲しくなっていると思います。
ここでもう1ステップ上にいけるか、いこうと思うかがその先の5年に大きな影響を与えます。

ここでギアを入れ直して対策を打てた先生は、その先5年に大きく伸ばされる傾向にあります。
診療体制の見直しも必要な時期で、開業時から続けていたこと、機器の配置の見直しなども改めてしていく必要があります。

 

次に10年目頃のターニングポイントです。

“ある程度”当初描いていたイメージに近い眼科クリニック経営ができている先生、そうでない先生がいらっしゃると思います。

比較的理想に近い形のクリニックづくりができた先生の課題は、その先の10年、開業20年目に向かって何に集中していくかが問われる時期です。
今までは全方位で対応してくることも多かったと思いますが2診を開始したり、分院を検討したりする先生方が多いのも7年目頃~10年目頃です。

ご自身は当初考えていた症例に比重をかけたりしていける余裕も出ます。
やっぱり白内障の手術をもっとやりたいということでも良いですし、小児に注力してみたい、緑内障患者さんをもっと診たいということでも良いと思います。

現状が当初の理想とは少し異なっている先生はもう一度絵を描き直す必要があります。
経営計画づくりなどもやっていただくと良いと思います。
この頃になるとご子息が医学部に・・といった状況の先生も増えてきますし、より考えることが増えていきます。

 

私のコンサルティング先の先生方も様々なターニングポイントにいらっしゃいますが、そんな先生方のターニングポイントを伴走している際に気をつけていることがあります。

まず先生方の幸せの形はそれぞれであるということです。
クリニックが拡大していくことに魅力を感じる先生もいらっしゃれば、1院が限界、1日80名が限界という先生も事実いらっしゃいます。
その先生にまず分院はご提案しませんし、150名集患しても疲労度が多く、うまくいくものもうまくいかなくなります。

2診、代診も含めて様々な案を練ります。
そして幸せの形の本質を見つけたら、その理想と現実のギャップを力相応(ちからそうおう)に埋めていける手段を考え実現していきます。
その際には先生ご自身の得手不得手も、家族の協力度合も加味します。

さらに、私自身が伴走させていただいた先生や世の中で先をいく先生方の事例もお伝えしてイメージを持っていただいています。
いろいろな先生方にお聞きすると本当にバリバリできる期間は実は思っていた以上に短い、という先生方が多いため、目の前にいらっしゃる先生が開業医人生で今どのポイントにいらっしゃり、どのくらい背伸び(場合によってはどのくらいソフトランディング)する必要があるのかを共有しています。

少し長くなりましたが今回は眼科クリニック経営のターニングポイントというお話でした。詳細はまた病院・クリニック経営.com(https://byoin-clinic-keiei.funaisoken.co.jp/eye/)に後日コンテンツをアップしますのでお楽しみに。

 

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野田 陽一郎

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