潮目が変わった外来診療

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眼科クリニックのコンサルティングをしている野田です。

当メルマガは、眼科クリニックの経営課題について、コンサルティングの現場で実際に起きていることをもとに、解決方法になるヒントをお伝えしています。

2022年3月に潮目が変わる

2022年3月に、今までのコロナ対策から一転、患者数の急増に対応されているクリニックも多いと思います。

弊社クライアントの眼科クリニックでも2022年5月は前年比140%増といったクリニックも多く、例年の繁忙期が戻ってきています。

ここ2年ではここまでの混雑はなかったこともあり、患者数増で一気に潮目が変わった感覚があります。

今年はGW前に田植えが終わったエリアも多く、それも5月に患者数が伸びた一因かもしれません。学校検診もほとんどのエリアで予定通りのスケジュールでした。

やはり気になるのは今後の繁忙期対策~9月以降にかけてではないでしょうか。

新型コロナウイルスへの不安が減っていく一方で、今度は全国旅行支援なども7月中に検討されており、ますます患者さんの動向がブレる要因になります。

前回のGOTOトラベルでも、エリアによって影響を受けた部分はあります。

特に白内障手術を検討されている方、対象だけれど、コロナ明けまで待たれていた方などの動きは注視する必要があります。

食品値上げ、年金目減り問題や7月の選挙、10月前には一部後期高齢者医療保険制度の自己負担分2割の報道なども出てきますので、下押し要因になります。

そういった意味では7月は5月ほどの伸びは期待できなくても、例年に近い繁忙期が想定されます。

スタッフさんの疲労が溜まりやすい時期

直近2年で入職したスタッフさんにとって、ここまでの繁忙期、患者数を体験したことがない方も多く、疲労感が出ている現場もあると思います。

今後更なる増患への対応や白内障手術への対応は、クリニックスタッフさんとも方針を共有した上でしていただいたほうが良いです。

手術数が増やせるクリニックは、増やせる体制を今から整えていただいたほうが良いですし、スタッフやオペレーションで課題を抱えているクリニックはすぐにでも対応しておいたほうが今後を見据えると良い時期です。

8月まではある程度見えているので、今年は9月以降に差がつくクリニックが増えると予想しています。

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いつもご購読ありがとうございます。

この記事を書いたコンサルタント

野田 陽一郎

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