クリニック内の手術数を増やしていくタイミングは?
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株式会社船井総合研究所の久保田です。
本コラムでは、眼科クリニックの経営者様にお役立ちになるような情報やご案内をお送りしております。
今回は、「クリニック内の手術数を増やしていくタイミングは?」というテーマについて、お話させていただきます。
いつ手術を行っているの?眼科クリニックの手術日の決め方
クリニックによって様々な形で手術をやられていることと思いますが、毎週決まった曜日に半日~終日外来をお休みにして、手術を実施されているクリニックが多い印象です。
まずはクリニックごとに自院内で設定された手術の枠数を上限まで埋めることに注力しますが、将来的によりオペ数を伸ばしていきたいと考える際に、どのタイミングで増やしていくのか難しさがあるかと思います。
例えば、手術を実施する日を増やすにも、外来診療を止めて枠数を増やした時に、増やした枠数まで予約は埋まるのか?外来診療を休む日を増やして収益のバランスは取れるのか?状況によっては手術に入るスタッフを新たに採用しないといけないなど、先生方の頭を悩ませる要因は多く存在します。
では、クリニック内の手術の枠数を増やすタイミングとして適切なタイミングはいつなのか?
一つ基準として考えられるタイミングは、手術待ちの期間に対する患者心理です。
以前は、白内障手術件数における地域一番クリニックではオペの予約が3〜4ヶ月先まで埋まっているという状況も多くございましたが、コロナ禍を経てこのオペ待ち期間も変化がみられております。
具体的には、2022年の春〜夏のいまの時期に業績が好調なクリニックで1.5ヶ月〜2ヶ月先のオペ予約が埋まっている状況で、以前のように3ヶ月待ちという状況はあまりなく、長くても3ヶ月以上は患者心理として待てない状況になっております。
一番避けるべきは、自院でオペを希望していた患者様がオペの待ち時間が原因でできない、引いては他院に流れてしまうことになりますので、自院でオペ希望された患者様の予約がスムーズにとれなくなってきたタイミングがオペ数を増やすタイミングと言えます。
特にいまの時期に手術が3ヶ月待ちの状況が常に続いているような状況でしたら、枠拡大のための行動に進んでも良いタイミングかと思いますので、ぜひご参考にして頂ければと思います。
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本コラムでお伝えさせていただきました、「月ごとの手術の予約枠数の上限」についてもそうですが、手術を増やしていく際に経営上のポイントは多く存在します。
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この記事を書いたコンサルタント
久保田 駿
首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。