先生、悪い口コミを削除しませんか？
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目次
平素よりお世話になっております。
船井総合研究所の村越でございます。
本日は悪い口コミの削除方法についてお伝えします。
先生方のクリニック宛に「悪い口コミを削除しませんか？」という
ダイレクトメールやメールが届くことはないでしょうか？
結論から申し上げると、削除すること自体は可能ですが、
安易に削除しようとすると
デメリットがあるということをご留意ください。
※本内容は2022年8月現在で執筆時点の情報です。
口コミ削除の仕組み
口コミ削除を行う方法は以下の３つです。
①Google側にポリシー違反である旨を報告する
②口コミを書いた方ご本人に消してもらう
③Googleマイビジネス自体を削除する
アプローチ方法は様々ですが、どの方法もこの３つの方法で消しておられます。
なおこの中で、最も一般的な方法は①かと思われます。
其々どんな方法なのか解説していきます。
①Google側にポリシー違反である旨を報告する
こちらは、書き込まれた口コミがGoogleのポリシーに違反している場合のみ実行可能な方法です。
具体的には、下記に該当する口コミが挙げられます。
・事実無根の口コミ
・スパム（どなたかが捨てアカウントを作成して、機械的に口コミを入れている等）
・利害関係にある口コミ（競合医院がいれた口コミ等）
・冒涜（汚い言葉の口コミ等）
・いじめ、個人攻撃（スタッフさんの個人名などが含まれた口コミ等）
・人種差別
・個人情報
次に具体的な操作方法について解説します。
方法としては、マイビジネスの口コミ欄から消したい口コミを選択して、
上記のポリシー違反であることを選択して送信するだけです。
審査に時間が掛かりますが、Google側に対応していただけます。
こちらが一般的な方法ですが、
複数のアカウントから「事実と異なる口コミ」と申請する手法を選択される
業者様もいらっしゃるようです。
口コミを拝見した善意ある多数の患者様が自発的に、
事実と異なる口コミと報告していただけるケースを除いて、
Google側からするとスパム扱いとなる可能性がありますので、
当方からはリスクがある行為とお伝えさせていただきます。
②口コミを書いたご本人に消してもらう
口コミは書いた本人は消すことが可能です。
時には医師が良かれと思って実施したこと、
お伝えしたことが患者様には誤解されるケースがあると思います。
個人情報に細心の注意が必要ですが
口コミの返信機能を用いて、患者様の誤解を解くことで
消していただけるケースがあります。
ただ、仕様上
捨てアカウントを作成し、わざと悪い口コミを入れ、
その書き込みを削除する代わりに●万円請求する
というとんでもない方法も可能になってしまっております。
個人的には、
上記の様な方法を取っているのでは？と
邪推してしまうようなチラシが郵送されてくるケースが多い様に感じています。
③Googleマイビジネス自体を削除する
また、Googleマイビジネス自体を削除することで、
口コミを全て削除することが可能です。
意図的に削除すると今までのMEO対策（地図上での検索順位対策）が無に帰す上に、
その後新たにマイビジネスを作成すること自体が
スパム扱いになるリスクがあると考えております。
また、仕様上
マイビジネスを消して口コミを０にした上で
捨てアカウントからサクラの口コミを入れて★の数を基に戻す。
（厳密には戻っていませんが）
という方法も可能なので、
これまた、上記の様な方法を取るのかと邪推してしまうチラシも散見されます。
まとめ
①以外の方法にはリスクもありますので、
本メルマガをお読みの先生方は、「悪い口コミを消しませんか？」と言われた際は
慎重な判断をされることを推奨致します。
是非、お知り合いの先生にシェアしていただけますと幸いです。
今後とも先生方に役立つ内容を無料で発信して参りますので、
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この記事を書いたコンサルタント
村越 健太
大手医薬品卸の営業を経て、船井総合研究所に入社。入社後は皮膚科専門の診療所経営コンサルティングを行っている。
元医薬品卸の営業として100軒以上のクリニックの医師・看護師・医療事務と共に仕事をしてきた経験から、患者満足度を上げるためには、治療効果だけではなく、スタッフにも患者満足度を意識させるマネジメントの必要性を確信。
実際の現場からしかわからない課題を発見し、解決方法の提案を現場に落とし込む“現場第一主義”のコンサルティングスタイルを貫いている。
一貫して “地域の患者から選ばれる医院づくり”をメインテーマとして掲げ、スタッフマネジメント、集患対策、患者満足度対策、スタッフ採用支援を行ってきた経験を持つ。
