「日本一生産性の高いクリニック」をつくりませんか?

2018年12月20日 (木)

科目:
皮膚科・美容皮膚科
コラムテーマ:
クリニック・医院開業

先生、こんにちは。

今回は来年に向けて、

「日本一生産性の高いクリニック」
をつくりませんか?

というテーマでお伝えしたいと思います。

さて、突然ですが先生は世界幸福度ランキング
というものをご存じでしょうか?

これは毎年国連が、

1.一人当たりGDP
2.社会的支援
3.健康寿命
4.選択の自由度
5.寛容さ
6.腐敗の認識

の指標で評価し、
発表しているものですが、

2018年の日本の順位は156ヵ国中、

54位でした・・・。

さらに、

イシキカイカク大学の日本の現状に寄ると、

1.教育への公的支出:最下位(34 カ国中)
2.大学教育レベル:最下位(49 カ国中)
3.日本人の労働生産性:最下位(主要先進国中)
4.平均睡眠時間:最下位
5.日本企業の社員の「やる気」:最下位
6.仕事のやりがいを感じている:最下位
7.世界の仕事満足度調査:最下位
8.自国に対する誇り:最下位
9.世界幸福度ランキング:最下位(主要先進国中)
10.自分自身に満足している若者:最下位
11.将来に明るい希望を持っている若者:最下位

という目を疑いたくなるような発表がありました。

日本はアメリカ、中国に次いでGDP3位の国で、
世界の中で最も豊かな国の1つであるはずなのに
日本人の幸せ度はすこぶる低い。

私は人が幸せになるためには、

物質的な豊かさと精神的な豊かさの2つが
必要だと思っており、

どちらか1つでも欠けていたら
幸せにはなれないと思っていますが、

今日本がこの2つの豊かさを満たすためには
生産性の向上が絶対的に必要だと考えています。

つまり、今までよりも少ない労働時間で
売上、粗利、利益をもっと増やしていかなければ
ならないと思っているということです。

ところで、
先生は日本の生産性が他の国と比べて
どれぐらいかご存知でしょうか?

世界平均労働時間と一人当たりGDPの関係を
見ると次の通りです▼

これを見ていただければ日本よりも少ない労働時間で
1人当たりGDPが多い国がたくさんあることをご理解
いただけると思います。

日本よりも労働時間が少なく、
1人当たりGDPが少ない国はスロベニアとスペイン
の二カ国しかありません。

このように日本は長時間労働をしている割には
生産性が低い国なのです。

先生はこのような日本の現状を
見てどう思われますでしょうか?

長時間労働は多くの弊害をもたらします。

過労死はもちろんのこと、
体力的にも精神的にも余裕がなくなります。

家族と共に過ごす時間が減ります。

共働きが増えているのに日本の子育ては
未だ母親が中心なので、
育児ノイローゼの母親が増えます。

子供を虐待してしまったり、
極端なケースでは子供を殺してしまう母親もいます。

親が子供に関われなくなり、
親にかまってもらいたい子供は非行に走ります。
いじめっこになったりもします。
さらにはいじめっこにいじめられた子供が自殺をします。

このように私は今日本で数多く起きている社会問題の
根っこの一つには長時間労働が絡んでいるように
思えてならないのです。

そこで、

来年は是非先生のクリニックから本格的な働き方改革、
生産性の向上にチャレンジしていただけないかと思っています。

繰り返しになりますが、
生産性の向上とは労働時間を減らし、
売上、粗利、利益をさらに伸ばすことです。

売上、粗利、利益を伸ばすには
自費診療を始めてみたり、
原価を見直したり、
適正な人件費か?広告費か?家賃か?など、
経費の見直しを行うことです。

そして労働時間の短縮をするためには診療の効率化。
特に最近はITやAIを上手に取り入れて、
残業、長時間労動のない職場をつくることです。

来年からはますますスタッフの採用が困難になると思われますが、
残業、長時間労働のない職場は大きな魅力の1つになるはずです。

是非来年、先生には「日本一生産性の高いクリニック」
づくりを目指して頑張っていただければと思います。

それでは本年もありがとうございました。
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

【参考文献、資料出典】「日本の生き筋」扶桑社 北野幸伯著

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