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いつもめでぃまがをお読みいただきありがとうございます。
株式会社船井総合研究所の能美です。
リハビリ運営をしていく中で、
以下のようなお悩みを持たれている先生は多いのではないでしょうか。
・思ったようにPTの稼働率があがらない
・リハビリ室の現状を数値的に把握できていない
・自院のリハビリが上手くいっているのか分からない
高稼働、上手くリハビリが運営をできているクリニックでは必ずといって良いほどリハビリの「数値管理」を行っています。
一方で数値管理を行っていない場合は以下のような状態に陥ってしまいます。
・適切な目標設定ができない
・思うように単位が取得できていない原因がわからない
・原因が分からないため対策が打てない
以前こちらのコラムで稼働率に関する記事を掲載しましたが、
今回は稼働率を上げるために必要な数値管理法についてお伝えします。
なぜリハビリの数値管理が重要なのか
そもそもリハビリが上手くいっている状態とはどんな状態なのでしょうか。
ずばり上手くいっている状態とは以下のサイクルを回せている状態です。
1.現状把握
2.目標設定
3.目標達成のためのアクションプラン作成・実行
つまり上手なリハビリ運営のためには「現状把握」をしないことには始まりません。
では、リハビリの現状把握はどのように行うべきなのでしょうか。
一口に現状把握といっても、リハビリにはテストの点数のように分かりやすい基準はありません。
そこで、現状把握のために必要になるのがリハビリの数値管理なのです。
リハビリ数値管理の方法
リハビリ数値管理に必要な具体的な指標を見ていきましょう。
①取得単位数
PT が取得した単位の総数です。単位数が売上に直結してくるため非常に重要な指標です。
②実稼働率
リハビリの枠数に対して実際に稼働した枠数の割合のことです。
取得単位数はそもそも医院ごとに設定されているリハビリの枠数に左右されてしまいます。実際に設定されている枠数に対して、どれだけ単位をとることが出来たのかという実稼働率がリハビリの数値管理の中で最も重要になります。
③予約枠稼働率
その日の開院時にリハビリの予約枠数に対して実際に予約されている割合のことです。
リハビリについては基本的に予約制を取っているクリニックがほとんどだと思います。
実稼働率をあげるためには、この予約枠稼働率を高めていく必要があります。
④キャンセル率
予約されていた枠のうちキャンセルになった割合のことです。
せっかく予約枠稼働率を高めてもキャンセルされてしまっては意味がありません。
天候や体調など、やむを得ないキャンセルもあるかと思います。しかし、実稼働率を上げるためには、それらの要素も織り込んだうえでキャンセル率を下げていく必要があります。
⑤総合実施計画書算定率(月ごと)
リハビリ実患者数のうち総合実施計画書算定枚数の割合のことです。
計画書の作成は、1回あたり300点となりますので、しっかり算定している場合とそうでない場合とでは、月の売上は、大きく変わってくるのでこの算定率も非常に重要な指標です。
ここで特に重要視していただきたいのが「予約枠稼働率」です。
ありがちな数値管理として、「取得単位数」や「実稼働率」だけをとっているパターンがあげられます。
弊社としましても、これまで多くの整形外科クリニックの実情として見てまいりました。
しかし、稼働率を挙げていくためには、「予約枠稼働率」をとることが重要です。
開院するまでにどれだけ予約枠を埋められたか、
つまり事前にどれだけのその日の高稼働に繋げるための準備ができていたか、を
数値的に捉えることができる指標となります。
この数値管理をすることによって、数値意識が改善することに繋がり、
実稼働率が改善する事例がありますので、ぜひ取り入れてみてください!
もっと詳しく聞きたい!具体的に何をすべきか知りたい!という先生方は下記のオンラインセミナーにご参加頂ければと思います。
95%稼働率を実現する運動器リハビリ強化セミナー
本セミナーでは、整形外科クリニックの運動器リハビリの稼働率95%、PT5人の年間売上6,000万を実現するためのポイントについて解説します。また、運動器リハビリの基本数値の管理、目標数値の設定、新患/初診を増やす集患対策など、高生産性を実現するリハビリ室運営の具体的な方法をご紹介いたします。
◆下記に当てはまる先生方はぜひご参加ください!
☑運動器リハビリの生産性を上げる取り組みについて知りたい
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☑キャンセル・空き枠を減らし、運動器リハビリの稼働率を上げていきたい
☑運動器リハビリを運営するための数値管理の方法や目標数値を知りたい
◆開催日程
1日目:2024/11/2 (土) 16:00~17:30 オンライン開催
2日目:2024/11/10 (日) 10:00~11:30 オンライン開催
3日目:2024/11/16 (土) 16:00~17:30 オンライン開催
4日目:2024/11/24 (日) 10:00~11:30 オンライン開催
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この記事を書いたコンサルタント
能美元太郎
慶應義塾大学法学部を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は医療業界のコンサルティングに従事しており、その中でも整形外科クリニックに対するコンサルティングを専門としている。医療業界のコンサルティングを通じて1人でもケガや病気に苦しむ人を減らすことをミッションにコンサルティングに従事している。また、医師の家庭に育った経験から医師の先生方の想いに寄り添そったコンサルティングを得意としている。