目次
いつも「めでぃまが!」をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の名雪でございます。
今回はタイトルの通り、
直近の採用(特に医療事務採用)に関する情報をお伝えできればと思います。
採用トレンドはやはり厳しい!
昨年からもこの傾向は依然として変わらないのですが、
医療事務の採用は引き続き厳しい状態が続いています。
というのも、当然、日本の人口は減っており、
地域にもよりますが、
医療事務として働いていただいていることの多い
「20~40代の女性」の人口減少幅は、
特に大きいです。
一方で耳鼻咽喉科以外も含めた診療所の数は、
現状維持~プラス傾向にありますので、
医療事務の”求人数”は大きく減っているわけではありません。
人口的な要因は
そう短期に変わるものではありませんので、
採用難というのはしばらく変わらないという認識が重要です。
(※長期的には、省人化のツールが発展し、解決する可能性はありますが…)
採用、さらには人材戦略を考え直すべきこれからの時代
採用難であるからこそ、
患者さんだけではなく、求職者からも「選ばれる」医院づくりを進めていくことが
今後求められることは間違いないでしょう。
労働条件や給与体系の見直し、残業時間の改善…といった職場環境の改善はもちろん、
各種SNS等を用いた、魅力的な職場であることを発信する取り組みをしているか否かで、
求職者からも「選ばれる」医院になれるかどうかが左右されていくでしょう。
また、採用に力を入れること以外にも、
教育・定着に力を入れることも、今後は重要性が増してきます。
もちろん、一定数の入職・退職による、組織の新陳代謝は必要ですが、
既存のスタッフを教育して、長く活躍いただけるような仕組みづくりや、
それを応用して、新人スタッフも即戦力になるような教育体制づくりをしているかどうかが、
クリニックの業績に直結する時代がまもなく訪れます。
患者さんはありがたいことにたくさん来るけど、
スタッフが不足し、満足できるクリニック運営ができず、
業績が上がらない。
そんなクリニックが今も存在している、そして、深刻になっていくのではないかと、
全国の耳鼻咽喉科クリニックの情報を見ている私としては、
ひしひしと感じております。
また、このような問題の改善の足係となるように
「効率化」と「スタッフ教育」に焦点を当てたセミナーを
この度開催させていただくことになりましたので、
ぜひご参加くださいませ。
徹底的な効率化と教育を学べるセミナー、まもなく開催
これからの繁忙期の前に、診療効率化セミナーを本年も開催します。圧倒的事例のゲストをお招きし、大阪・東京両会場で繫忙期直前診療効率化セミナーをお送りさせていただきます。
前年の診療効率化セミナーも大盛況でした。ぜひ、クリニックのスタッフ様とともにご参加いただければと存じます。
この記事を書いたコンサルタント
名雪希望
東京大学を卒業後、船井総合研究所に新卒入社。現場に徹底的に入り込みながらも、医院経営数値をしっかり把握・分析し、現場の抱える悩みを一つ一つ解消していく。社会保障制度に精通し、時流を読んだ提案を行う中で、特に医院で推進が難しいデジタル化支援に強みを持つ。