医師が増えたクリニックが始めるべき人事組織戦略
目次
いつもめでぃまがをお読みいただき、ありがとうございます。
船井総合研究所の栗原でございます。
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複数医師体制やスタッフ増員といった組織規模拡大をしている
医療機関の大半が「人」に関するお悩みを抱えています。
本日は、【医師が増えたクリニックが始めるべき人事組織戦略】
と題しまして
全12の施策のうち、6つの施策をご紹介いたします。
クリニックの企業化に向けた戦略6選
① 院長に最適化された診療体制からの脱却「医院方針の設計方法」
院長指名から脱却するには診療体制の設計が必要です。
増加患者数の見込みとそれに伴う医師採用計画を見直し、
勤務医を支えられる3~4階層の組織を目指していきます。
② 管理体制・組織創りの第一歩「未来組織図」
現組織図をお持ちの医院様は多いかと思います。
そこに加えて3~5年後の組織図も記載する事をおススメいたします。
誰が医師管理の中心にいるのか?
そこを支える各専門職のリーダーは誰なのか?
組織規模拡大にともなって総務などの運営メンバーは必要か?
といったこれから育てるべきメンバーや採用すべきポジションを
明確にしていくことに役立ちます。
③ 主体的に動ける勤務医・スタッフマインドへ「経営方針発表会」
院長とスタッフの方向感を一致させる場を1年に1回持ちましょう。
院長からのビジョンプレゼン、
勤務医・看護師主任からの意見表明、
経営方針に沿ったグループワークなどを通し
定着率と主体性のあるスタッフ育成へ繋げていきます。
④ 共通価値観で一枚岩へ「行動指針の浸透方法」
クレドや行動指針はクリニックにおける
最低限の躾マナーを共通のルールにすることが目的の1つです。
存在する事⇒知っている事⇒覚えている⇒教えられる事
など行動指針の浸透にもSTEPがあります。
現状を的確に捉えて段階に合った施策をする事で浸透度は高まります。
浸透度が高まると職種に関係なく躾マナーに関するヒューマンエラーは少なくなっていきます。
医師管理体制の構築にはこのような仕組みも必要です。
⑤ 医師入職を制する「入職時の医師指導の進め方」
医師の入職日には、午前中に時間を設けてクリニックの説明や面談を行うことが大切です。
新入医師の将来の展望や志向を事前に把握することで、
彼らの期待や意向に合った環境を提供し、定着率を向上させることができます。
また、初日からクリニックの運営や方針について理解を深めることで、
スムーズな業務遂行にも役立ちます。
⑥ 診療の質を均一化する「同行者の為のルールブック」
診療の質を担保するためには法人における診療ルールを確立することが重要です。
院長の主観ではなく組織基準として、診療をするにあたっての下限品質を定義します。
これにより、医師だけでなく看護師も診療の品質を指摘できる環境を整えます。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回はクリニックの企業化に向けた戦略6選についてご紹介いたしました。
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