シダキュア出荷調整の中、舌下免疫療法の宣伝をどうすべきか?

2024年01月19日 (金)

コラムテーマ:
院内マーケティング

皆様 こんにちは。
船井総合研究所の井上でございます。
いつもめでぃまがをお読みいただきありがとうございます。

本日は「シダキュア出荷調整の中、舌下免疫療法の宣伝をどうすべきか?」というテーマでお送りしたいと思います。

昨年は非常に多くのスギ花粉が飛散し、受診する患者さんが増加しました。

「さあ!舌下免疫療法を増やすぞ!」

と意気込んでいた矢先、まさかの出荷調整・・・
がっくり肩を落とした先生も多かったのではないのでしょうか。

そんな中、唯一の施策としては、
シダキュアが入荷することを祈りつつ、「入荷待ち予約」を導入することでした。

しっかりと案内できている医院様は、100名を超える予約をいただいておりましたが、結局、出荷調整は解除されず、予約いただいた方全員は導入できないまま、新規導入可能時期は終了しました。

導入できなかった方には大変申し訳なかったのですが、こればかりは不可抗力です。
LINEなどで丁寧に状況を伝えることで、クレームをいただくケースは一件もありませんでした。

さて、今年のシダキュアはどうなるのでしょうか。

現時点ではハッキリとしたことはわかっていないのですが、
もし供給が安定したとしても、その時に対策をしていては、
”時すでに遅し”となってしまいます。

①スギ花粉症で困って受診されたときに舌下免疫療法を案内されている医院様
②スギ花粉症が終わってから案内されている医院様

複数のクライアント先で舌下免疫療法の導入を推進しておりますが、圧倒的に①の医院様で舌下免疫療法の患者数が伸びています。

そのため、供給が安定するかわかりませんが、
舌下免疫療法を伸ばしたいのであれば、
①スギ花粉症で困って受診されたタイミングでしっかりと舌下免疫療法をお勧めしておくことが重要となります。

なおリスクヘッジとして下記の施策を行うと良いでしょう。
・出荷調整が解除されずにお待たせする可能性があること。
・出荷調整が続くようなら、入荷待ち予約を実施すること。
このように丁寧に進めれば、患者様からクレームをいただく確率をかなり下げることができると思います。

本日は、「シダキュア出荷調整の中、舌下免疫療法の宣伝をどうすべきか?」というお話をさせていただきました。

賃上げの流れはますます加速します。クリニックにおいても、スタッフさんの生活、離職防止、採用活動などを考えると、賃上げを考える必要があります。
ぜひ、患者さんへの価値を増やし、業績も上げていきましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いたコンサルタント

井上 駿

プロフィール詳細

入社後、クリニック、法律事務所のコンサルティングを行ってきた。
現在はクリニックのコンサルティングに専門特化し、耳鼻咽喉科コンサルティング部隊の統括を行っている。
webマーケティングを活用した集患サポートや、スタッフマネジメントを通じた診療効率化サポートを得意とし、多くのクライアントから高い信頼を得ている。

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