【クリニック経営のお勉強会に注意しましょう!】

2020年12月24日 (木)

科目:
開業
コラムテーマ:
クリニック・医院開業 スタッフマネジメント

先生、こんにちは。
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今回のクリニック開業虎の巻は、「クリニック経営のお勉強会に注意しましょう!」と題してお送りしたいと思います。

さて、最近、立て続けに私のクライアントの医院の数件にライバルのクリニックから看護師さんが移ってきているという現象が起こっています。

「なぜだろう?」

と思って、ライバルクリニックから移って来た看護師さんに、その理由を聞いてみると、ほとんどが同じ理由で、

「院長がいろんな勉強会に参加して、やりたくないことをやらされる機会がどんどん増えているから・・・」

ということでした。

具体的には、

  • 毎日、理念、クレドの唱和をさせられるのが嫌だ!
  • 毎週、クリニックの改善提案を求められるのがつらい・・・
  • 医療機関なのにマーケティングとか言って、院長が金儲けに走っているのが怖い・・・。お医者さんなら、医療の勉強をして質を上げることで勝負すべきではないか!?

みたいな感じです。

これらのお話をじっくり聞いてみると、スタッフさんたちの誤解だということがわかるのですが、スタッフさんたちからこのようなお話が出てきてしまうのには大きく2つの理由があると思います。

 

1つ目は、「採用」で失敗している。

新規開業のときは書類選考や面談でスタッフさんを見抜くことのできる先生は少ないですし、その時点では、まだ院長がクリニックでやられたいことをしっかりかためていないことも多いですから、その発信ができていません。
そのような状態で採用したスタッフさんは先生の想いを理解しないで入職してきていますから、突然、院長がアクセルを踏んでいろいろなことをやりだすと付いていけなくなってしまうのです。

 

そして、2つ目は、院長が「自分のクリニックのステージ」を理解していない。

クリニック、スタッフさんにはそれぞれ成長ステージがあり、そのステージによってやって良い施策と、その時点でやると、まだスタッフさんから反対される。あるいは協力を得られないということがあります。
この見極めをしっかりせず、勉強会などで聞いてきた成功事例をそのまま鵜呑みにし、ご自身のクリニックでやろうとすると失敗するケースが多くあります。

勉強会などで成功事例をお話されている先生は開業したときの話というよりは、今の成功しているクリニックの状態をベースにお話しをされることが多く、そのお話は確かに正しいのですが、まだその成長ステージにいないクリニック、スタッフさんが同じように真似しても上手くいかないことが多いのです。

どんなクリニックもいきなり大きく成長されたわけではありません。一歩一歩成長されたのです。

これから新規開業される先生はこのあたりに気を付けて、いろいろなセミナーやお勉強会にご参加されることをお勧めいたします。

それでは、また。

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