【2021年 クリニックの開業は?】

2021年01月26日 (火)

コラムテーマ:
クリニック・医院開業

先生、こんにちは。
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今回のクリニック開業虎の巻は、「2021年 クリニックの開業は?」と題してお送りしたいと思います。

さて、2021年がスタートして早くも1ヶ月が過ぎようとしています。

年明けの1月7日に首都圏1都3県で緊急事態宣言が出され、現在は11都府県にまで拡大されました。
そのため、違う年になったにも関わらず、まだ昨年を引きずっている。コロナの影響が続いている。「一体、これからどうなっていくのだろうか?」「今年、開業しても大丈夫なのだろうか?」など、ご心配されている先生もいらっしゃるかもしれません。

私のクライアントの医院さんへは、今、現時点で予想できる今年の流れをお伝えしていますが、2021年のクリニック開業に関しては、結論から申し上げると、「見送ることができるなら見送った方が良いのではないか?」ということです。

昨年に引き続き、今、小児科や耳鼻科のクリニックはコロナの影響を受け、厳しい状況が続いていますし、昨年末から今年にかけ、インフルエンザの患者も激減していますから、内科クリニックでも厳しいクリニックが出てきています。
そして、他の診療科の保険診療の患者も緊急事態宣言が出てから微減している傾向が見られます。

今年の大まかな流れは楽観論で、「上期は暗いが、下期は明るくなるかも?しれない」。
悲観論では、「年末まで昨年と同じような状態が続く」ということです。

今のコロナ第3波は1~2月をピークとし、暖かくなってくる4月ぐらいまで続く可能性があります。

今月、11都府県で緊急事態宣言が出され、2月7日までとされていますが、日本政府が2月中旬から始まる春節、インバウンドの観光客を呼び込もうとしない限り、2月いっぱいまで延長される可能性があると思います。

そして、1月で「持続化給付金」「家賃支援給付金」が終了。

2月には「雇用調整助成金」が終了する予定です。
解雇予告が30日前ですから、今月末で失業する人が一気に増える可能性があります(1/22日に緊急事態宣言解除後の翌月まで雇用調整助成金が延長されるという発表がありましたが、発表が遅過ぎますので、やはり1月末で失業する人が増える可能性は高いと思います)。

また、中小企業の倒産、M&Aをサポートする日本政府の施策も発表されていますので、これを使う中小企業が増えてくれば、巷には失業者がさらに溢れる可能性があります。

2月下旬、3月からワクチン接種が始まりますが、集団免疫を持つためには総人口の70%以上の人のワクチン接種が必要。
しかし、躊躇する人もいると思われますので、どうなるかわかりません。

ちなみに、3月以降はワクチンを輸送するために海外の物流が大混乱する恐れがありますので、海外から医薬品、化粧品を購入、海外の機械を購入する予定のある先生は今のうちに発注しておいた方が無難です。

楽観論でいけば、6月中に7割以上の国民のワクチン接種が進み、7~8月に東京オリンピックが開催され、良い軌道に乗っていく。

今、株価が上がっているのはこのようなシナリオに期待しているからで、実体経済とはかけ離れていると思いますが、一方、悲観論はワクチン接種が進まない。進まないので昨年と同じようにコロナが終息しない。そのため、東京オリンピックが開催されない。株価が実体経済に近づき、景気が回復しない。コロナは年末どころか来年も続くかも?しれないというものです。

そのようなわけで、昨年と同じように今年も、クリニックの開業はお勧めできないというのが正直なところです。

しかし、今の現時点ではありますが、私共のクライアントの医院さんでは保険診療で患者数が減少していないクリニックさんもありますし、自費診療の美容医療の患者数は変わらない。むしろ増えているというクリニックさんも多いです。
ですからコロナ下でもしっかりとした対策が取れれば、なんとかなる!というケースもたくさんありますので、今年、開業をご検討されている先生は私共のようなプロのクリニックコンサルタントに一度ご相談いただいた方が安心だとは思います。

 

それでは、また。

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