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船井総合研究所の向井でございます。
今回は、クリニック経営の新たな柱となり得る「訪問診療」について、外来診療を続けながら無理なく始める方法をご紹介いたします!
厚生労働省のデータによると、
日本のほとんどの地域では外来患者数がすでに最大となっており
今後は減少していくと予想されています。
一方で、訪問診療の患者数は2040年以降も伸び続ける地域がほとんどです。
この変化に対応し、クリニックが持続的に成長していくためには、成長市場である訪問診療への取り組みが非常に重要となります。
しかし、
「訪問診療を始めたいけれど、夜間オンコールが増えて翌日の外来に影響するのでは?」
「訪問診療に行く時間がない、医師がいない」
「始めるには外来を立ち上げるのと同じくらい労力がかかる」
といった不安をお持ちの院長先生も多いのではないでしょうか。
実は外来メインクリニックが始める訪問診療は、
皆さまがイメージする一般的な訪問診療とは異なり、
外来診療を続けながら無理なく始めることが可能であり訪問診療に対するハードルは意外と高くないのです。
一般的な訪問診療のイメージは、
1日あたり8~12件訪問、診療圏は都内5km・地方8km、頻繁に往診依頼がある。
これに対し、
外来メインクリニックの実際の訪問診療は、
院長先生お一人から始められ、外来のお昼休みの時間などで1日あたり2~3件を訪問します。診療圏は3km圏内が中心です。
患者層は軽度の方が多めで、急変が起こりにくく、夜間休日対応もほとんどありません。
このように負担を抑えながら訪問診療を進めることができるポイントを3つご紹介いたします。
外来のお昼休みに3件からはじめる訪問診療の3つのポイント
①時間と件数を限定し開始する
お昼休みの時間を利用し無理のない2~3件からスタートしましょう。
外来診療の合間であるお昼休み時間を有効活用することで、
診療の流れを大きく変えずに訪問診療の時間を作れます。
件数もまずは2~3件と少数に限定することで、移動や診療の負担を抑えられます。
②対象患者と訪問範囲を限定し取り組む
既存の軽度な外来患者さんで近隣(3km圏内)で在宅へ誘導する。
訪問診療の対象を、既に病状を把握している既存の外来患者さんに限定し、かつ軽度な方から始めることで、急な病状変化のリスクを抑えられます。
またクリニックから3km圏内など近隣に絞ることで、
移動時間を最小限にし、お昼休みの限られた時間内で効率的に訪問できます。集患のための新たな営業活動も不要です。
③人員と負担を増やさずに取り組む
院長お一人から開始でき、事務作業も負担は多くありません。
そのため開始当初は必ずしも医師やスタッフを増員する必要はなく、院長先生お一人からでも十分に開始できます。書類作成などの事務作業を含めても、在宅患者数10名程度までは院長先生お一人で対応可能であると考えられます。
また、診療自体も外来メインクリニックで最初に対応する患者さんは軽度の方が多いため、医療処置や医療機器投資は必要ありません。
夜間・休日対応も、軽度な患者さんが中心であれば少なく、多職種連携やアウトソーシングの活用も可能です。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
今回は
『外来のお昼休みに3件からはじめる訪問診療の3つのポイント』についてご紹介いたしました。
今回ご紹介した内容は訪問診療を始めるための入り口です。
さらに詳細なノウハウや具体的なツール、成功事例を知ることで、よりスムーズに、より確実に訪問診療をクリニックの経営の柱として確立していくことが可能です。
今後外来診療だけでなく訪問診療を開始しようとお考えの方
すでに訪問診療に取り組まれており今後どのように成長していけばよいかとお考えの方は
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来場型のセミナーだからこそお伝えできる情報や熱気があります。
ゲスト講師の貴重な成功事例をお聞きするチャンスとなっておりますので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
外来診療をつづけながら無理なくはじめる訪問診療セミナー

▼外来診療をつづけながら無理なくはじめる訪問診療セミナー▼
【大阪会場】
日程:2025/06/29 (日)
時間:13:00~16:00
場所:船井総合研究所 大阪本社
大阪市中央区北浜4−4−10 船井総研大阪本社ビル
【東京会場】
日程:2025/07/06 (日)
時間:14:00~17:00
場所:船井総研グループ 東京本社 サステナグローススクエア TOKYO(八重洲)
東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
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▼外来診療をつづけながら無理なくはじめる訪問診療セミナー▼
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