【クリニック開業時の初期投資で悩む先生への処方箋】

2021年06月24日 (木)

科目:
開業
コラムテーマ:
経営計画/経営管理

今回のクリニック開業虎の巻は、「クリニック開業時の初期投資で悩む先生への処方箋」と題してお送りしたいと思います。

クリニック開業時にどれぐらいドクター・スタッフを採用しようかという「ヒト」への投資。土地・建物、家賃、医療機器・検査機器をどれぐらいにしようかという「モノ」への投資。

クリニックの開業を決められた先生はこれらのことでいろいろ悩まれると思います。

基本的な考え方としては、先生のミッション、ビジョンなどのやられたいことに合わせた投資ということになるかと思いますが、志の高い先生の場合、初めからミッション、ビジョンに見合った投資をするとなると資金が足りない。あるいはさすがに最初からそこまで投資をする勇気はないということになると思います。

そのようなわけで、大望をお持ちの先生は後々の拡大を見据えたとりあえずの投資からスタートし、徐々にクリニックを拡大していくという流れになると思いますが、たまに初めから大きな投資をして勝負に出たいという先生もいらっしゃいます。

そういう先生にお伝えしているのは、まず、先生の提供しようとしている医療・サービスは、

①地域のニーズがあるか?患者が十分に見込めるか?
②診療圏内において、先生の提供する医療・サービスに強みがあるか?
③診療圏内において、②の医療・サービスは他の医療機関でやっていないものか?

この3つの条件を満たしているかどうかを先に確認して、大きな投資をするかどうか決められた方が良いということです。

もし、これら3つの条件を満たしていない場合は初めから大きな投資をするべきではないと思います。

ハイリスク過ぎます。

ただ、上記3つの条件を満たしており、先生に大きな志があるなら成功する可能性はありますので、反対はいたしません。初期投資はかかりますが、後で少しずつ拡大していくよりもトータルコストは安くなりますし、成長のスピードは早くなるでしょう。

本当は地域のニーズがあるのに、スペースの問題で投資を躊躇し、チャンスロスしているクリニックの何と多いことか・・・。

先生が開業されようとしているクリニックが①②③の条件を満たしているか?もし客観的な意見を聞いてみたいという方は、お気軽に弊社、医療経営コンサルタントにご相談ください。

それでは、また。

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