【クリニックビジョンのつくり方】

2021年07月21日 (水)

科目:
開業
コラムテーマ:
クリニック・医院開業

先生、こんにちは。

今回のクリニック開業虎の巻は、「クリニックビジョンのつくり方」と題してお送りしたいと思います。

クリニック経営ではビジョンの作成が必要だとよく言われます。

ビジョンとは3年後、5年後の先生のクリニックを視える化することです。

具体的には、自院がどれぐらいの医業収入を目指すか?どんな医療・サービス領域をメインに行い、どれぐらいまでカバーできるようにするか?治療・検査機器の導入はどうするか?ドクター・スタッフ数・待遇をどうするか?クリニックを拡大させるために拡張、分院展開を行うか?など、クリニックの3年後、5年後の目標設定を具体的に文章や数字で表すことです。

それで、先生にビジョンを作成する前に是非知っておいていただきたいことは、ご自身の診療科のクリニックではどのような成長ステージがあるのか?ということです。


もちろん、ビジョンは先生がやられたい医療・サービスの目標設定をすれば良いわけですが、既に先生と同じ診療科のクリニックで、先生よりも先に開業し、先を進んでいらっしゃる先輩の先生方のクリニックがあるわけですから、ご自身の診療科のクリニックではどういう成長ステージのパターンがあるのか?事前に知っておいていただいた方が良いビジョンをつくることができます。

例えば、皮膚科ではまず保険診療を最大化するステージ→保険診療を効率化するステージ→美容皮膚科・物販を導入するステージ→美容内科やメンタル治療を導入するステージなどが通常のパターンとしてあります。

そして、それぞれのステージではどれぐらいの医業収入を目指せば良いのか?どれぐらいのステージで分院展開するのが良いのか?あるいはそれぞれのステージではどのような問題が発生し、どういう解決策があるのか?

そういうことを事前に知ってからビジョンをつくるのと知らないでつくるのとではビジョンの内容が大きく変わります。

当然、成長ステージを事前に知って、ビジョンを作成する方が良いビジョンをつくれます。

もちろん、成長ステージをそのまま真似する必要はありませんが、ビジョンを作成する前に自院の診療科の基本的な成長パターンを知っておいていただくことは大いにメリットがあります。

クリニックの先生方はこの成長ステージを知らないがために、最初のファーストステージやセカンドステージで満足してしまい、それ以上のご自身やスタッフのやりがい・モチベーションアップに悩まれていたり、患者、世間の人々へもっと喜びを提供し、もっと感謝される機会を逃してしまっていることに残念だな、もったいないなと思うときがあります。

そのようなわけで、先生の診療科のクリニックの基本的な成長ステージを事前に把握し、ビジョンを作成される方が自院をより良い方向にもっていけるビジョンが作成できますので、是非実行してみてください。

また、ご自身の診療科の成長ステージがよくわからない?という先生は弊社の医療コンサルタントにお気軽にご相談ください。

それでは、また。

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