平素より大変お世話になっております。船井総合研究所の大石でございます。
突然ですが、本コラムをお読みになっている先生方は「自院が業界平均と比べて、どのくらいの立ち位置なのか?」を考えられたことはございますでしょうか?
今回は年間医業収入に焦点当ててお伝えいたします。
厚生労働省による「医療経済実態調査(医療機関等調査)」によると、皮膚科クリニック(一般診療所)の医業収入推移は以下の通りです。
2013年:97,651,000円
個人:79,954,000円
医療法人:121,416,000円
2014年:98,335,000円
個人:79,010,000円
医療法人:124,284,000円
2015年:98,945,000円
個人:89,033,000円
医療法人:101,309,000円
2016年:99,484,000円
個人:91,168,000円
医療法人:102,309,000円
2017年:92,977,000円
個人:58,372,000円
医療法人:106,636,000円
2018年:94,533,000円
個人:59,989,000円
医療法人:108,169,000円
2019年:118,637,000円
個人:91,207,000円
医療法人:127,415,000円
2020年:116,317,000円
個人:90,017,000円
医療法人:124,734,000円
2021年:101,540,000円
個人:69,639,000円
医療法人:114,570,000円
2022年:99,882,000円
個人:68,105,000円
医療法人:112,861,000円
※第20~24回の調査結果より引用
上記の数値より「年間医業収入1億円」が業界平均と言って良いでしょう。
また、2013年から2022年まで緩やかに上昇していることが分かります。診療報酬改定や人口減少の影響を受けつつも、美容医療をはじめとする自費領域を伸ばしているクリニックが多いのではないでしょうか。
業界平均に到達していない先生方は、1億円を一つの目安に、
保険と自費、どのような割合で売上を立てていくのか?
そのためにはどのような投資が必要になるのか?
どんなスケジュールで目指していくのか?
をご検討いただくのが良いかと思います。
また、9月には、開業9年目で年間医業収入2億円を突破された特別ゲストをお迎えし、セミナーを開催いたします。
開業から業界平均2倍の医業収益を達成するまでの道のりを詳しくお話いたします。
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本調査は2年に1回実施されており、2025年11月頃に最新データが発表されることが予想されます。
発表されましたら、また最新情報をもとにお伝えできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
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この記事を書いたコンサルタント

大石 浩之
早稲田大学卒業後、船井総合研究所に入社。
入社後は、経営理念策定・10年ビジョン策定コンサルティングに携わり、現在は皮膚科・美容皮膚科のクリニックを専門としてコンサルティングをおこなっている。
集患のサポート(主にwebマーケティング)や、スタッフマネジメントのサポートをおこなっている。短期的な業績アップだけではなく、長期的な目線で経営者に寄り添うコンサルティングを行っている。