”単価を上げる”はクリニック経営上、正しいのか?

2024年12月03日 (火)

科目:
循環器内科 内科
コラムテーマ:
内科 糖尿病内科 循環器内科 呼吸器内科 院内マーケティング

いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の久保田でございます。

クリニックの経営において、「単価を上げる」ことは売上増加のために重要です。

しかし、医療現場では「単価を上げる(点数を多く取る)」ことに抵抗を感じる先生も多いのではないでしょうか?

地域医療や初期診療を担うクリニックにとって、医療倫理と経営のバランスは非常に重要です。

では、どのように”単価を上げる”ことについてどのように考えるべきなのでしょうか?

必要な診療・検査を逃さない、減らさない

本コラムでは単価について、1回限りの患者単価ではなく、「患者一人あたりの年間での単価」で考えております。

このとき、単価を上げるために必要な考え方は、「医療的に適切な頻度で診察に来ていただき、必要な検査・治療を適切に実施すること」です。

具体的には、
・必要な検査をしっかりと実施する
・患者さんに検査、治療の必要性を理解していただく
ことが重要になります。

患者さん自身が病気の改善に必要な検査や治療を理解することで、通院が止まることによる離脱、治療の中断や検査の非実施を防ぎ、適切な医療を提供することができます。

適切な”単価を上げる”ための具体的な取り組みとは?


必要以上の通院や検査を推奨することは、患者さんの離脱に繋がりかねません。

重要なのは、医療的に必要な範囲内で、適切な検査・治療をしっかりと実施することです。

例えば、あるクリニックでは、
①治療方針を明確化し、院内ツールを作成
②ツールを用いて患者さんに治療内容を丁寧に説明
取り組みを行うことで、患者さんの理解と納得を得ながら、単価アップを実現しました。

一つの例に触れさせていただきましたが、より詳細や他のクリニックが実施して効果的であった取り組みにご興味のある先生は、下記のセミナーがおすすめです。

【開業半年で月間1,200万円】を達成された内科クリニック様を特別ゲストにお迎えしたセミナーになります。

単価を上げる取り組みや集患、増患について、開業から意識的に取り組まれ、わずか開業半年で業績を大きく伸ばされた院長先生に実際の取り組みを詳細にお伝えいただきます。

♦開業半年で月間1,200万円達成セミナー日程♦
2025年2月16日(日)・東京会場
2025年3月2日(日)・大阪会場

本コラム、セミナーが皆様の経営の一助になれば嬉しく思います。

この記事を書いたコンサルタント

久保田 駿

プロフィール詳細

首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。

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