Web広告は本当に効果があるの?内科専門コンサルタントが解説!
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いつもめでぃまが!をお読みいただきありがとうございます。
船井総合研究所の久保田でございます。
Google広告、instagram広告、YouTube広告、LINE広告・・・
Web広告についても様々な媒体が登場してきておりますが、Web広告の効果について疑問をお持ちの先生も多いのではないでしょうか?
「本当に患者さんは増えるの?」「費用対効果は?」
このような疑問にお答えするため、今回はWeb広告の考え方について解説させていただきます。
Web広告で重要な「AISAS」の考え方
Web広告を効果的に活用するには、「AISAS(アイサス)」の法則を抑えておくことが重要です。
AISASとは、
Attention(注意) – 認知してもらう
Interest(興味) – 興味を持ってもらう
Search(検索) – 情報を探す
Action(行動) – 来院してもらう
Share(共有) – 口コミやSNSで情報を共有する
という、インターネットが普及した現代における、顧客が購買(来院)に至るまでの心理的な段階を表したものです。
Web広告も様々な種類の媒体がありますが、それぞれの媒体がAISASのどの段階に位置するのかを意識することが重要です。
例えば、
Google広告(リスティング広告):「内科 〇〇区」のように、すでに症状があり、病院を探している患者さんが検索するキーワードと連動して表示されるため、「Search(検索)」の段階に位置します。
Instagram広告:特定の地域や年齢層、興味関心のあるユーザーに絞って配信が可能なため、「Interest(興味)」の段階に位置します。
このように、Web広告は媒体によってAISASのどこに位置するのかが異なります。
では、Web広告はどの媒体を着手するのがよいか?
Web広告、なにから始めるべき?
Web広告を始める際は、来院に近い施策から優先的に行うことをおすすめします。
つまり、AISASの法則でいうと、**S(検索)やA(行動)**に近い施策から始めるということです。
具体的には、Google広告(リスティング広告)などが挙げられます。
内科のWeb広告はまだ「ブルーオーシャン」!
歯科や美容皮膚科などのWeb広告が進んでいる科目と比較すると、内科はまだまだWeb広告の競争が激しくありません。
Web広告についても、競合が多ければ多いほど患者さんを獲得するためのコストが高くなることが一般的であるため、内科はまだまだ費用対効果が非常に高いと言えるでしょう。
費用対効果をみるにあたっての「LTV」の考え方
Web広告の費用対効果を考える上で、**LTV(ライフタイムバリュー)**は非常に重要な指標です。
LTVとは、 顧客生涯価値 のことで、患者さんがクリニックにもたらす生涯の利益を指します。
患者さんが一回限りではなく、かかりつけ医として何回も通ってくださったり、家族や友人を紹介してくださったりすることで、LTVは高まります。
またクリニックにおいては、症状や疾患において、このLTVが患者さんごとに異なります。
例えば、①風邪で一回の通院で症状が改善する方、②生活習慣病患者で定期通院をされる方であれば、通院回数が多いことからも、一定期間でみたときのLTVについても②の方が高くなります。
したがって、同じWeb広告のコストをかけたとしても、①・②の患者どちらを獲得できたかによって、経営面でみたときの費用対効果は大きく異なります。
Web広告における考え方のまとめ
・Web広告は様々な媒体があるが、AISASの法則のもと”来院”に近い媒体から着手することが推奨される
・内科は歯科や美容皮膚科といった科目を比較したときに、Web広告についてはブルーオーシャンであり、費用対効果が高い
・Web広告の費用対効果については、LTVの観点から考える
Web広告は、正しく活用すれば、集患の面において大きな効果が期待できます。
もしクリニックにおいてWeb広告をはじめることを検討している、取り組んでみたいがやり方がわからないといった際には、弊社の「無料経営相談」からお気軽にご相談ください。
専門の担当コンサルタントが対応させていただきます。
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勿論、Web広告だけでなく、ほかにも多くの経営の工夫、取り組みをなされているクリニックさまになります。
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この記事を書いたコンサルタント
久保田 駿
首都大学東京(現・東京都立大学)を卒業後、新卒で船井総合研究所に入社。入社後は、土地活用事業、人材紹介サービス事業でのコンサルティングに携わり、現在は医療業界において眼科クリニックを専門としてコンサルティング活動に従事している。
地域の患者様に選ばれるクリニックづくりのために、外来患者の集患や患者満足度を下げずにより多くの患者様を診療を可能にする診療効率化の支援を実施。
特にHPを中心とした集患体制の構築と、院長だけでなく、現場スタッフの意見や患者様から声を鑑みながら、院長・スタッフ・患者様の三方良しを目指した実行サポートを得意としている。
クリニックの業績UPと無理のない診療体制の構築の両面からクリニックの発展に尽力していく。